Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

鳥肌マッツァオもう一度

2019-03-19 | 文化一般
バーデンバーデンからのプログラムは届いていない。それでも朝から全部で一人分十枚のティケットを購入した。九枚が2020年復活祭で、一枚が一月のユジャワンとカプサンのデュオコンサート、全部で405ユーロである。今年ルツェルンの音楽祭に五枚ほどで500ユーロ以上払っているのとは半額以下である。ルツェルンが高価なのと、あそこのホールが高い席へと座らせる魅力があるからだ。それに比べるとバーデンバーデンの祝祭劇場はどうせ広いので音響は高価な席でもそんなに変わらない。視界が異なるだけである。それでも昨年の「パルシファル」のように鳥肌真っ青になるような音響に恍惚となる。それを思い出すだけで、ああ、となる。「フィデリオ」ではそのようにはならない筈だが、奈落からの序曲の最初の和音だけでも想像するとぞくぞくするがペーターセンの声を思うとフィデリオ序曲ではなく古い版を演奏するような気がする。レオノーレ一番は無いだろうが二番は演出のコンセプトによればとてもいいだろう。序曲の間に無言劇を始められる ― 序曲の後の拍手無しで進む。

「ミサソレムニス」もなぜかのちに発売となっていたが、間違っていたようで、後で確認すると購入できた。恐らくまた一番乗りだったろうか。これも楽器配置が分からないので、ミュンヘンでやったような近代的配置と見越して、つまり歌手陣は上手から歌うということで席を決めた。外れるかもしれないが、仕方がない。さもなくば真ん中の席で最前列となる。シェーンベルクと違ってそこまでというところである。因みに「フィデリオ」は一日だけバルコンの反対側にしてみた。

後のコンサートは同じようなところに座る。マーラーなどは精々声ぐらいであとはそれほど変わらない。勿論真ん中の方が視覚的にもバランスが良くて満足感は高い。最も研究したのはベナツェットホールでのユーゲント楽団の演奏会だ。これがオペラに続いて高価な席となった。会場が狭いことと、殆ど篤志家向きの演奏会のようなものである。しかしプログラムに載っていないマイヤーの名前が見えたので、運命以外にオーボエ協奏曲でも演奏するのだろうか。モーツァルトだろうか。

これも小さなホールで最前席に出ようかと思ったが、舞台の写真を見ると、平土間に折りたたみ椅子を置いただけなので舞台が高い。すると自分自身が齧り付きでお上りさんのようになる。しかし調べてみるとそんなによさげな席は無い。バルコンも中途半端な感じだ。というか齧り付き三列もバルコンも閉鎖している。結果全部で800人ぐらいの中ホール使用となっている。理由は分からないが、バルコンを使うと不都合なことがあるのか、齧り付きは余程音響が悪いのか?

中ホール使用ということでは、SWRもムジカエテルナも祝祭劇場では皆二千人以下使用となっていて、それが年間で五回ぐらいだから、全部売れても一万人を少し超えるぐらいである ― 第六回のマルティメディアものを見落としていた、最後だけが大ホール扱いだ。需要を大体それぐらいに見積もっている一方、メディアなどを使ってアドバルーン効果もある。特にバーデンバーデンはトルストイ時代からロシア人の湯治場で、昨年もアラブ人に続いて第二の宿泊数だったようだ。つまりエテルナは興業として都合がよい。ゲルゲーエフに飽きた人を呼び寄せる。それだけでなくバーデン・ヴュルテムベルクの人からもコメントがあった。そこにはペトレンコとの比較をしてあって、サクラではなくて熱心な人のようだが、そういう人も含めての需要である。結構なことである。そもそもはサロネン指揮のフィルハーモニアを念頭に置いていたが、サロネンの方にも変化があり、その市場を埋めるように更に安上りで湯治客にも適合するオファーが適っている。ロシアでは高額なので喜んでロシア人も訪れるだろう。

「フィデリオ」初日の一般売り開始時のスクリーンショットを掲示した。平土間にプレスやらパトロンの招待などが集まっているようだ。正面バルコンは普通に出ている。もし私がパトロンなら結局そのままになるが、金をいくら出しても実際に座りたい場所はパトロン席を除くと空いている。ロージェも人気があるが、どうみても最前列とか、視覚重視とかあまり通でないか賢そうでない人が先に購入しているようだ。ミュンヘンほどではないとしてもドイツ有数の金満家も少なくないが、パトロンにもお上りさん的な仲間も多いのだろう。ザルツブルクでパトロンになっていた時も結局は祝祭大劇場の天井桟敷ばかりを余分に購入していた私からすると、 やはりとても違和感が強い。



参照:
2019年復活祭の座席確保 2018-03-21 | 文化一般
復活祭音楽祭ペトレンコ登場 2016-03-19 | 雑感
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