Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ドナウエッシンゲン

2004-11-25 | 料理
2004 03/01 編集

ドイツから黒海へと注ぐドナウの源流のである。シュヴァルツヴァルトから注ぐせせらぎがここで初めて川となる。分水嶺にも近いこの町は、フライブルク周辺のバーデンのワイン産地とも、シュツットガルト周辺のヴュテンベルクの産地ともボーデンゼーとも適当に離れているので、レストランのワインも双方から納入されている。ここのホテルレストランで、鹿肉をキノコと焼いたものに手作りヌードルをつけた料理を、カイザーステュール産のシュペートブルグンダーと注文する。19世紀前半からの歴史のあるファミリー醸造所の赤ワインは、薄めの色で渋味と酸味があり、軽い味には核があった。バーデンの焼き肉料理は、色の濃い甘みのあるソースで狩人料理のようにあえたものが多い。このように肉自体にあまり味の付いていない料理には、重い赤ワインよりもシンプルな上のようなワインが良く合う。

ドナウエッシンゲンの伯爵は、宮廷楽団や劇場でハイドンからモーツャルトなどのオペラや器楽曲を上演した。スターピアニストのフランツ・リストはここで三晩のコンサートを開いた。最後のお礼に伯爵夫人であるプリンセス・バーデンにレントラー曲*を献呈した。これら楽譜のコレクションは、1999年にバーデン州立図書館によって買い取られ、整理されている。

* Franz Liszt Ländler in As-Dur 1843



参照:音楽愛好家結社 [ 音 ] / 2005-12-12
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8 コメント

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ねもじゅんは、ただいま東京都文京区 (ねもじゅん)
2004-11-25 11:21:26
ドナウエッシンゲンと言えば、現在は現代音楽祭が毎年開催されることでも知られていますねー!!
ドナウエッシンゲン音楽愛好家結社 (pfaelzerwein)
2004-11-25 16:54:23
その通りですね。この文章を書いた時も、その母胎であるドナウエッシンゲン音楽愛好家結社の記念演奏会でした。もし興味あれば、アーカイブの文章ご覧ください。同じく、ダルムシュタットの夏期講習も毎年多くの若い人が世界中から集まってきます。今年も盛会でした。



http://pfaelzer.hp.infoseek.co.jp/0304Diary.htm

TBの御礼 (matsubara)
2006-03-08 23:40:40
もう一年以上前にドナウの源流についての書き込みがあったのですね。うっかりしていました。目を通したはずですのに・・・



この度はトラックバックありがとうございます。しばらくのご無沙汰でした。

今日の番組で町の名を聞き落としました。教えていただきありがとうございます。

リンクのライブカメラ (pfaelzerwein)
2006-03-09 05:48:21
こちらこそご無沙汰しております。突然のTBでしたが、番組では音楽などは何が紹介されていたのでしょう。上のリストの曲だったでしょうか?



リンクのライブカメラご覧になりましたか?雪の量が分かります。
リストではありません (matsubara)
2006-03-09 19:27:52
音楽はblogにも書きましたが、ヨハンシュトラウスの「美しき青きドナウ」でした。



ライブカメラは結構楽しめますね。

ありがとうございました。
素直に心を傾けた方が (pfaelzerwein)
2006-03-10 09:00:03
失礼致しました。ブタペストに注ぎ込む写真と源流では大分違いますからね。シュトラウスのワルツが似合うのは、ヴィーンへ流れ込むところぐらいでしょうか?それとも更に下流?



何れにせよ、ドナウエッシンゲンからレーゲンスブルク間ではあのたおやかな音楽は出て来ないでしょうね。



制作者も素直に音楽に心を傾けた方が良さそうですな。
なるほど・・・ (matsubara)
2006-03-10 10:46:17
今朝の音楽万華鏡はバーデンバーデンでした。暫くドイツの黒い森地方シリーズのようです。映像に気をとられ、曲を見落としましたが、Mozartだったかも・・・



おっしゃる通り、あの源流の映像は小川という感じでシュトラウスのワルツのイメージではありませんでした。
大阪の道頓堀? (pfaelzerwein)
2006-03-10 16:04:12
一々文句を付けていてもはじまらないのですが、名曲アルバム的発想は、余程上手に遣らないと、映画「サウンド・ミュージック」などのハリウッドの発想に遠く及びません。



創作した・初演した・演奏・上演した・居住した・滞在した・訪問した・生誕した等の所縁と創造は必ずしも簡単には結びつける事は出来ないでしょう。



バーデン・バーデンで例えば簡単にブラームスとしても、その限界を明確にしないと難しいです。何と言ってもモーツァルトで有名なのは、戦時下に小林秀雄氏が霊感を得た、大阪の道頓堀でしょうか?

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