Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ドライな方が上手く鳴る

2019-04-12 | 文化一般
天気がよくなって、放射冷却並みになった。温度差が激しい。しかし乾いてくれると楽器もホールも良く鳴ってくれると思う。特に復活祭初日のズビン・メータの指揮はそれぐらいにドライな方が上手く行くと思う。その意味からはロバート・ウィルソンの演出も十分にドライである。昨年のミュンヘンでの細やかな演出と演奏も良かったが、冒頭のベルリナーフィルハーモニカーの鳴りとマス感にも期待したい。演出も彼のゼッフィレッリ演出のようには歌手もドミンゴではないのでいかないが、クールに進行して欲しいものだ。カルロス・クライバーの指揮はウェットで暑苦し過ぎた。今晩のGPの成果とその報告が楽しみだ。しかし週末には再び崩れて、週明けには強い日差しで摂氏20度へと上昇しそうである。月曜日のシェーンベルクとその翌日の第二回目公演へと続く。

バーデンバーデンのSWRのスタディオを訪れたベルリンのツェッチマン支配人が語っていたが、このシェーンベルクを出さずにチャイコフスキーの五番をハイライトとして挙げていた。恐らくベルリンでの二日目の演奏が上手く行っていたということであり、今回の二回のチャンスで少なくとも一回はそれらを完全に凌駕して欲しい。ここだけのものとして一年に一回の音楽劇場上演の演出と指揮者間の緊張関係やそうしたもろもろを超えての成功に大きな期待があることも語っていた。

彼女がなぜ簡単にオペラと言わなかったか?それは楽劇を意味したのだけではないと思う。もしかするともう一つ先のプロジェクトが進んでいるのかもしれない。勿論ベルリンでのコンツェルタンテ上演との差異を含んだ言葉かもしれないが、期待したいところだ。またフェスティヴァル特有のインターナショナルなコンタクトというものにも期待しているというのも耳についた。

もう一つ、実際にポストについて意外だったのは楽団との関係が建設的に進んでいるということで、これは以前のインタヴューでは楽団の難しさに配慮していたことからすると、上手く行っているという証拠だろう。百パーセントのキリル・ペトレンコへの支持があって、何もかもが上手く推移しているというのが実際だろうか。

カーネギーホールの前でソルドアウトのプラカードの前にデュオのユジャワンとカプサンが一緒に写った写真が出ていた。来年バーデンバーデンで席を確保した同じプログラムの始まりでもあるのでそれを自身の呟きに張り付けておいた。カプサン弟からいいねが入っていた。初の兄弟揃ってのフォローであり、二人ともマメな人だと分かった。一度放送で出来具合を聴いてみたい。

郵便桶に分厚い250ページものチューッリッヒのオペラの年間プログラムが入っていた。ネットで見ていたので関心は無かったが、念のためにもう一度ざっとページを捲った。今年のように捨てたリゲティの作品などもなく音楽監督ルイージは下らないものしか振らない。そのキャスティングなどを見ても現シーズンよりも悪い。昔は金があってオールスターのような印象があったが、その価格を見れば分かるように、ミュンヘンの方が遥かの高価になって実際に比較できないほどのオールスターキャストになっている。次期の指揮者ノセダも先日ネット配信を見たがあまり信用できないタイプだった。

同時に待っていたトンハーレのプログラム発表もワインフェストの時に一晩ぐらいで、今期よりも大分悪い。何よりも監督ヤルヴィのチャイコフスキープログラムにはあきれる。本当に六曲を一気にやる価値などは無くて恐らく録音絡みだろう。それも売れるようなものではないだろうから、評価がよくなければ意外に早く退任になるかもしれない。「フィデリオ」演奏も迷惑だ。11月にフォン・ドナーニがシューベルトを振るが、嘗てジュリーニが振ったのをバーデンバーデンに聞きに行った時からすれば遥かに遠いので動機付けが必要になる。ヤルヴィが盛んに振るために今期のように刺激的で多彩なプログラムが一挙に萎んでしまった。



参照:
ポートレートの色合い 2019-04-11 | マスメディア批評
出来上がりを予見する 2019-04-10 | 料理
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各業界情報
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