Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

祭りの喧噪もなんのその

2018-06-10 | 
ワイン祭りの週末は腹を据える。夜中まで騒がしい時であるから、夜中に合衆国からのネット放送に備える。管弦楽団が日本旅行を終えたクリーヴランドからはアーカイヴ録音である。土曜日午後八時つまりこちらで日曜日午前二時から、バーンスタイン指揮でマーラー復活交響曲、日曜日午後四時からつまりこちらの日曜日午後十時から、内田光子弾き振りである。それに続いて、シカゴからの日曜日午後八時からつまりこちらの午前三時からムーティ指揮内田のピアノでベートーヴェンハ短調協奏曲とこれまたシューマンの交響曲四番だ。どれを起きていて聞くか、タイマーにして録音するかは分らないが、月末には出掛ける初日の留守録をしないといけないので、テストも何回かしておきたい。

ワイン祭り初日にノイズキャンセルングを試した。結論からすると、これは使える。ブルーテュースでPC再生で使っている音源を流した。音を出さない状態でノイズキャンセルにすると戸外で楽音が流れているのは聞こえるのだが、小さな音の音楽を流すことも可能だった。遮音の悪い音楽ホール並みには外の楽音をキャンセルしてくれた。アンドロイドではその深さを変えれるのだがPC対応のソフトはまだ見つからない。もう少し遮音を強く出来たならよい。つまりなにかを聞いていないでノイズキャンセリングだけしていると不自然感がある。

PCのブルーテュースが古くて使えないので、アダプターで使っているが、その機能ではあまり飛ばない。具体的に調理をしながらであるとブツブツと切れる。これは送信側の問題である。タブレットならだとあまり問題とならない。最も問題になったのは食事の時に噛み合わせを動かすと、耳の圧力が変わって違和感が生じることだ。飛行機の旅を考えると食事ばっかりなので大丈夫だろうか?

そこで耳を澄まして聞いていたのは、パリの「パルシファル」一幕である。前夜に触りを聞き直して本腰を入れて聞き通した。場合によっては指揮者ジョルダンのコンサートに出掛けようかと宿までを目星を付けたので、聞き分けに熱も入った。因みに同じように出かける検討をしていたコンサート二日目に指揮者ハイティンクが倒れたようだ。引き続きどうなるのかは分からないが、予定していなくてよかった。全く同じどころか、一曲が始まる前にカエルのように前のめりになって倒れたのはあのダンディーでならしたイタリアのジュリーニだった。その無様な姿を見せられた私の方がショックだった。無事予定通り振り終えたコンサート直後には亡くならなかったが二三年してから訃報が飛んだ。

先ず前日に注目したのは、アダム・フィッシャーやハルトムート・ヒェンヘンらの指揮で決まらないリズムとテムポ運びが比較的上手く進んで適度に推進力があることだった。同時に楽譜の指定も比較的綿密に読み込んでいるのが分るところだった。しかし更に進むにつれて、先ず何よりもリズムもしっかり定まっていない要素が強くなってきた。印象としては拍打点が定まらず所謂メリハリ効いたリズム取りになっていないことと、同時に楽器間の音程が定まり難そうで、様するに座付き管弦楽団の実力も発揮出来ていない鈍らな指揮が目立つ。劇場での下積み上がりの人のようだが、到底コンクールなどでは予選落ち程度で、父親の名字が無かったらバレンボイムの助手にもなっていなかったのではとも思われる。ぼろ糞に言われるもう一人のロシアのペトレンコの才能よりも明らかに落ちそうであるが、劇場で破綻無く振り切ることを習って来た人のようである。日本でもコンサートで事故を起こしていないことでもその実力は証明されているようだ。但し、親父さんの書き込みが加わった楽譜なのか、遺言か何か知らないが意味不明のアゴーギクなどを付けて音楽的才能の欠如を補う傾向があって、なにか聖金曜日への音楽でもサウンドトラックの化け物が出て来るような伴奏を振っていて、到底ラトル指揮のその音楽実践に比較可能な読解力はこの指揮者からは求められない。ネゼセガン指揮の批判をした方が価値がありそうだ。

音楽的に不器用であっても一向に構わないのだが、少なくともサウンドトラック指揮者でなくて指揮者の顔が出るようなタレントイメージで売り込みに堪えるような才能は皆無だと思った。そしてこの程度のどんな地方にもいるような程度の指揮者を国立劇場の監督にするヴィーンとはどうしたものか?無能な日本の二世三世政治家のような指揮者であるが、この世界でしか生きる可能性を見出さなかったのかと不思議に思える。よほど、音楽以外には教養の無い家庭だったのだろうか?

想定よりも早く「パルシファル」の三日目の券が出た。第二候補の日の公演だったが、結局買わなかった。数は二ケタ以上出ていた。目ぼしいのはバルコンの左右の端で四枚以上出た。価格は293ユーロだ。躊躇させたのはその席と私が半額で購入した42ユーロ席との視角、音響とも差異がそれほどないことだった。それ以下のクラスは平土間最後尾のバルコンの下あたりだった。それにしても纏まってこれだけ並んだような席が出る理由は分からなかった。団体か定期会員用にデポしてあったのだろうか。価格の割に良い席ではなかった。バルコンは決して悪くはないのだが、同じ金額ならば他の席の方が良かった。「三部作」で出ていた前から三列目正面なら買っていたと思う。一時間半ほどで全て完売した。



参照:
プロシェニウムロージェ 2018-06-09 | 文化一般
日本の製品は田舎臭い 2018-05-25 | 雑感
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