Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

三つの醸造所を比較する

2014-11-04 | ワイン
注目のミュラー・カトワール醸造所のワインを他のものと比較する。先ずは、プファルツで名声を獲得したレープホルツ醸造所の我が愛飲リースリング「オェコノミラート」である。2013年の最後の一本である。予想通り時期を過ぎていた。糖を絞っている分、バランスが悪くなっていた。かなり早めに収穫したのであろう。上位のもののように蜂蜜感などは全く無く、酸は効いているのだが分離したような感じであまりよくない。これならば現時点では、ミュラーカトワールのオルツリースリングの方が上である。なるほど土壌感は素晴らしくても飲み干してしまわなければいけないワインと、まだ先が少しありそうなワインでは価値が違う。要するに15%増しの価格設定はここでも証明された。

さて次は、2010年のグロースゲヴェックス「ブロイエル」との比較に、これまた愛飲のビュルクリン・ヴォルフ醸造所のPC「ゴールトベッヒャエル」2010年である。除酸の影響をあまり受けていなかったミュラーカトワールのGCと比較して、どのような経過をたどっているかが興味があった。通常は一年も経たずに飲み干しているワインであるが、2010年の酸の変化を知りたくてパイロットとして保存しておいたものである。

結果は、単純なドッペルザルツ法ではなく手を掛けたにも拘らず、石灰の影響を受けていた。色も黄色くなっていて、その丸くどんよりとした味筋は全く石灰土壌のそれなのだ。さらに可也の辛口に拘わらず残糖感までがあって、瓶完熟していない現時点としても不満足である。そもそも寝かしておくリースリングではないのだが。これならばミュラーカトワールの方が上手な処理をしていることになる。このPCに関しては全くどうでもよいのだが、この様子だと上位のグローセスゲヴェックスなどの瓶熟成にも不安を覚える。現在のところ2011年も難しいと聞くので、なかなか当たりが出ないことになる。

要するに減酸処理は、その他の天然酵母や木樽の加点要素以上に、風味を損なうという意味ではマイナス影響が絶大だということになる。そもそも天然酵母を利用しているからといって本当に偉大な瓶熟成をなすかどうかはまだ分からない。天然酵母は、正確にそのテロワールを表出するに留まるとしておくべきだろう。的確な培養酵母のほうが思いのままの発酵に至るという利点もありえるかもしれない。

味筋としては、全く好みではないビュルガーガルテンの「ブロイエル」と好みの「ゴルトベッヒェルの価格差は小さくない。だから直接には比較できなかったが、いろいろな意味でプファルツの名醸造家ビュルクリン・ヴォルフやレープホルツと比較できるだけにミュラーカトワールの品質が上がってきている。このレヴェルのダイデスハイムの醸造所はもはや存在しない。

土曜日に続いて、今度は峠まで走った。ゆっくりとしたスタートであったが、峠に21分、3040歩はまずまずである。降りて来て、36分5800歩は前日の疲れがあったにしては十分だ。それほど早く走れるほどには回復していないのだ。



参照:
ミュラーカトワールの楽興の時 2014-10-31 | 音
名人芸における本質的なもの 2014-10-28 | 文化一般
ライフスタイルにそぐわない 2014-10-25 | ワイン
ジャンル:
お酒・お茶
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