Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

愛しい、我が音楽の故郷

2019-03-18 | 文化一般
ミュンヘンからの中継を見た。昨年と比較してそれほど会場には入っていなかったようだ。先に出ていた冊子で内容を知っていたからだろうか。期待された「トリスタン」もロシアオペラもない。がっかりした人もいるかもしれない。しかし、2021年にもプロジェクトがあると語っていた。通常は新制作オペラなのだが、そのような時間があるのだろうか?ベルリンに正式就任して二年目である。2020年秋は日本旅行だろうから全く時間が無いので、2021年夏のオペラフェスとなる。「トリスタン」なら客演指揮者でも仕上げられるということか?

既にその前の3月末から4月5日に掛けてバーデンバーデンで大きな作品を振っていて、4月に演奏会でそのあと5月中旬から7月に掛けてミュンヘンで新制作は可成りオペラ尽くしである。それがロシアオペラとなるとそれはそれで大変だろうが、七年間以上音楽監督で「マクベス夫人」しか新制作を残さないのも寂しい。後任がロシア人だからそうなったのではないと思うが、「トリスタン」以上に残念である。そうなると当然のことながら2020年に続き2021年ヴァルトビューネも客演指揮者となる。振らなくても構わないのだが、一体新任指揮者のベルリンでのお披露目はどうなるのか?

秋の新制作「死の街」初日の日程とその前のアカデミーコンツェルト10月3日までの「我が祖国」に挟まれた期間は六週間もなくて、10月にフィルハモニー定期を振れる時間は無いだろう。9月もオ-プニングに続いて芸術週間ということになる。12月にミュンヘンを終えてジルフェスタ―そして2020年2月に国内ツアーなのでそれ以前に定期でラフマニノフなど、3月にもう一度定期でマーラーの六番?、4月前半は復活祭、5月13日まではマーラーフェストとその前に定期で四番、その後ミュンヘンで「千人」、「ファルスタッフ」の準備、オープニング、ツアー。11月日本旅行?若しくは2021年。

するとベルリンのペトレンコ指揮の2019/2020年シーズンは、オープニング、ジルフェスタ―、2月定期、3月定期、4月復活祭、5月定期となる。「フィデリオ」、「ミサソレムニス」を入れて6種類の新たなプログラムで充分だろう。するとジルフェスタ―のプログラムだけが不明である。それが「ミサソレムニス」になる可能性がある。5月定期のプロは8月のツアーにも掛かるか。

そもそもこうした推測どころか情報さえもその時になれば流れるだけで何の意味もない。しかし本日の音楽監督ペトレンコの会場に向けての画面に向けてのお別れは感動的だった。「我が祖国」に因んでの話しだったが、「ミュンヘンの街の全ての、そして世界にまたとない聴衆の力を受けて、愛されて、その都度自信をもってやってこれた、愛しい故郷で、これを我が音楽の祖国と言わずにいられません。」、ざっとこのように要約できる。約束のように2020年のシーズンが終わったところで記者会見があると思うが、ミュンヘンの聴衆に向かって直接語り掛けるのはこれが最後だった。

コーミッシェオパーでも愛されていたと聞いているが、ミュンヘンの場合はそうした若干イデオロギー的なものとは異なる聴衆であり、必ずしも批判のブーイングが飛ぶわけではないが、オペラに関してはまたとない聴衆であることは間違いないだろう。ベルリンにも素晴らしい専門的な聴衆はいる訳だが、マスとしては決してミュンヘンにあるようなセンシティーヴな反応が無いことも分かっているのだろう。コンサートはオペラ以上に高度な批判が必要となるので、中々オペラのようにはならないということもあり得る。まさしく、あのような方法でのオペラ作りが受け入れられたというのが本人にとっての強い自信に繋がったということである。バーデンバーデンでは徹底的に従来のオペラの枠を突き破って指揮して欲しい。



参照:
音楽監督と至福の生物 2018-03-19 | 音
Ich war noch nie in Japan. Das ist.. 2017-04-03 | 暦
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