Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

安定と静粛の乗り比べ

2008-05-09 | 雑感
メルセデス・ベンツのAクラスに乗った。ディーゼルで大変喧しく、挙動が落ち着かない。

ここでも何度の批判しているのであまり言いたくはないが、パワーステアリングもふらふらで良くなく、市場に合わせる前の最終調整が大変雑な印象である。

当初からスキャンダルに包まれた車種であるが、結果としてはなんとか市場に収まった。それでも、トヨタ車などに比べると辛うじてと言う印象しかない。

フランスに同行して同室に寝泊りしたシカゴ大のMAは、ハイブリッド・レクサスを二週間前に買ったので自分の車では行きたくないと言った。結局上手く乗合いで小さなトヨタで大人四人が千キロ以上を往復した。

その小さなトヨタの挙動や座席は、間違っても快適とは言えなかったが、高速道路の路上が良いと最新型新幹線と、風切り音の「あたり」と妙なエアーポケットのような感じと総合的な環境つくりがよく似ていた。そしてその内装は古い車の割に軋まない。

エアコンの壊れたAクラスを降りて、目許の涼しい女の子になんだかんだと言いながら鍵を返す。点検清掃後の自らの車に乗り移ると、流石に走行感が全く別世界のものである。嘗て乗っていたBMWや更に硬質のスポーツカーとは異なるが、やはりその地面に張り付くような硬性感と重量感は、大型のエアバス旅客機に通じるような落ち着きがある。

シンガポール航空A380での飛行体験の話を聞いたが、ボーイング社の新しいスカイライナーはいざ知らず、エアバス社の機体の静かさと挙動の快適さは嘗てのB737やB747とは比較にならない。

上のバイエルン人は言う。「米国商品で自由市場で十分に売れるものはどれほどある?」、「トヨタはダイムラーメルセデスより間違いなく良い」。なるほど、しかし、トヨタは、軽量化や数字的な静粛性において優れているかもしれないが、嘗ての12気筒のジャグァーなどにあったある種の音作りされた落ち着きとは甚だ遠いと言え、それでもまたICEの乗車感が新幹線のそれより好ましい様なドイツ車にある独自の安定感と静粛も、そこにはない事を見逃せない。

それにしても70キロほど走っただけで、ディーゼルでさえ八ユーロも燃料費が掛かるなら今や高くて乗れない。上の女の子は言う、「車を走らせるのが、ちっとも楽しみでもなくなちゃってしまいましたよね」。


写真:フレンチの軽やかさ



参照:
自宅よりも快適な車内 [ 歴史・時事 ] / 2005-02-14
完全自動走行への道 [ テクニック ] / 2005-12-02
剰余商品価値の継承 [ BLOG研究 ] / 2006-05-05
再び安全なゴム使用の話 [ 雑感 ] / 2006-11-26
出稼ぎ文化コメディー映画 [ アウトドーア・環境 ] / 2008-02-14
皮膚感覚のフマニタス [ 雑感 ] / 2006-11-29
搭乗への期限が延びる [ 生活 ] / 2007-04-03
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