Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

金の取れる音楽家

2019-07-17 | マスメディア批評
DLしたヴィデオを流してみた。スカラ座でのガラコンサートであるが、また指揮者デュダメルとヴィーナーフィルハーモニカーの三流の演奏を聞かされる。どうしてこうも上手く行かないのか?ワンのシューマンの音を聞いていればあんなチンドン屋みたいな音は出せない筈だ。耳が聞こえないのだろうか?カーネギーホールでのアンサムブルの酷さにはこの半世紀で一番下手だと思ったが、どうもこの組み合わせではいつもこの程度の演奏をしているらしい。コンサートマスターも出来る人が入っているのにブロムシュテット指揮のドヴォルザークの時より悪いぐらいだ。これならばアダム・フィッシャーに何もかも振らせておいた方が丸く収まる。フィッシャーも忙しいからその代わりに振らせているぐらいにしか思えないのが、ティーレマンとかデュダメルで、そこにジョルダンが入ってくるのだろうか?恐らく楽団も練習しなければ指揮者も何も要求しないのだろう。

その後出てくるのが指揮者ドミンゴで、歌手が耳にして合わせる音に注意してキュウを送っているような指揮だろうか。やはりデズデモーナとオテロの愛の二重唱が見ものだ。ヨンチェヴァとカウフマンの双方を別のパートナーでこのシーズン中に各々聴いたが、やはりハルテロスとスケルトン各々との差は大きい。この二人を劇場で聴くことは無いと思うが、ドミンゴには比較できないとしてもやはりカウフマンも聴かせる。どんなにドミンゴの指揮が悪くても声で聴かせてしまうのをこの指揮者ほど知っている人は居ない。デュダメルの指揮で完全消去しようと思ったがこうした金を取れる歌手が出て歌うと判断が鈍ってしまう。

ルールのピアノフェスとでの演奏会評を読むと、エフゲニー・キーシンのベートーヴェンリサイタルがとても賞賛されている。カオスに近づく限界まで行くとされても、その前で寸止めされているのはコントロールがとても効いている演奏だと読み取れた。ペダルもその中で効果的に使われて、三連符も其々に弾き分けるとされるからとんでもなくテクニックがあることが見て取れる。子供の時からその技量はよく知られていたが、如何せんどこに向けられているか分からなかったので、際物扱いもされていた。しかしこうして大人になって、表現されるとなると、それがとても気になるようになってきた。

近場での公演を探してみると、バーデンバーデンではフレミングとのジョイントリサイタルになっていて訳が分からない。更に安い席は売り切れている。そもそも金を出してまで試してみるつもりは無いので、他のコンサートを試してみることにする。ランランとは氏素性が異なるだけだと思っていたが、こうして天才少年がものになってきているとなるととても興味深い。ランランの現状を見ればその差は甚だしい。

同時に批評されている日本の滑川真希と言う人のリサイタルも勝ると劣らず好評だ。メモしておかないといけない。こちらはカールツルーヘで教えているので遠くないうちに聞けるであろう。ミニマルなどをプログラムに上げている。



参照:
Kreativer Wahnsinn, Malte Hemmerich, FAZ vom 6.7.2019
生理学的に完熟するとは 2008-12-07 | 暦
グランクリュ解禁の秋の旅 2009-09-13 | 暦
帰郷で清濁併せ飲む 2013-12-10 | 雑感
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