Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

天皇の「悔恨」の意を酌む

2015-08-16 | 歴史・時事
明仁天皇が、前日の安倍の発言を覆すように、終戦七十年目に際して初めて踏み込んだ発言をした。そのように朝八時のSWR南西放送ニュースは伝えた。つまり国民代表して先の大戦に悔恨の情を示したということだ。これを日本人は真摯に受け止めるべきだろう。本来、総理大臣が必要十分な政治をしていたならば、日本で流行の言葉で言うならば、天皇の法的安定性を揺るがしかねない発言などをする必要がないのである。

天皇家が、戦争責任に言及して、日本国民に懺悔するのは当然としても、そうした政治的な発言が法的に許されていない立場に拘らず、修正主義の立場をとる政治勢力に対して一喝するのも、その輩が再び開戦、敗戦へと、原発事故と同じような日本の破滅へと導きかねないからなのだ。そうした政治勢力に対して、日本市民がなすべきことは明白だ。今度こそは各々がそうした輩の共犯ではないことを示さなければいけない。そうした行動を通じてこそ、「戦後レジーム」を終了させて、そこから初めて脱却できるのである。ノンパサラン!

連邦共和国の消費者保護団体は、先ごろ正式リリースされたWIN10に対して注意を呼びかけている。特にそのプログラムが加入させようとするマイクロソフトショップは必要がないと声明している。先ごろWIN10にアップグレードして問題と認識したのもこの点であり、その後全てのWIN10関連を消去してからもGWXマークが出続けていて、おまけにマイクロソフトショップへの署名を誘ってくるのである。

グーグルショップはアンドロイドで快適に使っているが、そのビジネスモデルをを利用したマイクロソフト社の陰謀なのである。ドイツでは、同じようにファースブックへの注意も呼びかけられたが、少なくとも日本のネットではそうした注意は見当たらない。如何にネットの世界においても商業的な検閲が行われているかということであって、中共のそれは知られているが日本のそれには誰も言及していないということに注目すべきである。

日米の政治関係や、日本の独立性ということを考えれば、ネットにおける米国の支配構造がそこに存在することは当然としても、多くの日本人はそれを全く意識していないことの危険性を感じるのである。しかし最も重要なことは、前述の問題と同じく裏切り行為を絶対許さないことであって、それは文化人であれ、企業人であれ、政治家であれ、公務員であれその責任を後々も追及していくという態度を市民が示すことである。一体どこにいるのだ、本物の愛国者は?



参照:
普通の日本人たちの責任 2013-05-20 | 歴史・時事
山本太郎よりも厄介な天皇 2013-11-06 | マスメディア批評
天皇陛下!万歳!万万歳! 2011-04-06 | 雑感
危机と紙一重の良机の七十年 2015-07-21 | 歴史・時事
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