Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

清々しい冬の風に吹かれて

2013-10-18 | アウトドーア・環境
夜半まで雨が降っていた。水曜日も気温は摂氏一ケタにとどまっていた。しかし、ワイン街道中部つまりハールト地方は青天井の数時間を経ても陽射しが注いでいた。そこで、曇り空の南に行くことなしに更に湿り気のある石切り場の北壁を登ることもしないで、ボルダーに再挑戦した。

二回目であるが、前回のトラヴァースの課題の場所を探すのに時間が掛かった。何とか片づけた。一部は上からの水の滝で濡れて使えなかったが、その他の部分は熟した。手掛かりは決まっているのだが、手の握り替えと先行する足の置き方などとてもとても基礎的な練習が出来るとても素晴らしいボルダーである。今度は濡れていない時にカンテラインの前から始めてみよう。

その他にも所謂ハールト第二セクションの他の課題も確認したがかなり難しい課題が並んでいる。再び第一セクションに戻った。最初に試したのはマントル登りと呼ばれるものであったが、最も目立つ岩の一部の有名ルートも試してみた。

左の端から右へ横ばいして、カンテラインを上に登りきるラインで、手掛かりが全て丸いのが特徴である。称してスメグマカンテつまり恥垢角 ― どうもこの一帯の開拓者はそのタイトルから医学博士のようだ。だから正しい方向に荷重するように手掛かりを使うために、足の掛け方の角度などがとても重要になる。下部は何とかなりそうだが、上部まで続けて登れるようになるまで何回か挑戦しなければいけないかもしれない。

重要なのは荷重の方向で丸い手がかりもしっかりつけるのが会得することが出来る。更に小さな突起が隠れていればそれをどのように使い切るか、その辺りで5.11へのとっかかりになると信じて疑わない。

嘗て西宮で挫折したボルダーとは雑食砂岩と花崗岩という差異は大きい。あの花崗岩の容赦無い細かな襞とは全く異なるが、雑食砂岩のどてーんとしてある意味頼りない手がかりの形状には大分慣れてきた。そこでは滑り止めのマグネシウムが禁止されているが、正直必要ないと感じる。プファルツの自主規制ルールでは5.11から初めて使うことが推奨されているが、可成り慣れによるものが多いようにも思われる。

それにしても苦しんで唸っているとばあさんが「何しているの」と叱責するような声で覗きに来て、「救助はいらないのか?」と尋ね、「声は無しにしてよ」と捨て台詞を残して立ち去った。大きな御世話であるが、そのように言うと再びボルダリング禁止の勢いがついてはいけないので「残念ながら」と下手に出ておいた。久しぶりにおせっかいなドイツ人に接した思いだ。

木曜の朝は天気が良くなってきたので、久しぶりに峠への道を駆けた。1880歩、12分の折り返し地点は悪くはない。降りてきて21分、3211歩の標準タイムであった。肌を抜ける風が完全に冬のそれでなにか死の11月が終わったかのように感じさせる清々しさがあった。



参照:
ボルダーの素晴らしい環境 2013-10-07 | アウトドーア・環境
火の酒ブックコーナーの道 2013-10-12 | アウトドーア・環境
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