橋本屋吉次郎電子日誌

YAMAHA SR400・マツダ デミオ・ツーリング・城廻りについて・その他

今治城

2017-01-14 | お城巡り(日本100名城)

愛媛県・高知県の城巡りに出かけました。
今回は家内同伴のため、デミオでのドライブです。
自宅を朝3時過ぎに出発すると、予定通り9時少し前に今治城に到着しました。
距離感覚がずれてしまっている私にとって476km,5時間半の行程はたいしたことないと思っていましたが、今の時期は日の出が遅いため、ずっと暗い中の走行であり神経を使いました。
第1駐車場(1時間100円)に駐車
 


檜垣俊幸氏像がお出迎え。
今治市名誉市民で今治造船会長です。
総資産で日本3位('12 週刊現代調べ)という方だそうです。

今治城は,関ヶ原合戦で功があり,伊予半国20万石で入封した藤堂高虎により築かれました。
高松城(香川県高松市),中津城(大分県中津市)とともに日本三大海城(あるいは三大水城)といわれています。
 
 


犬走り
石垣の下部に人が建てるスペースがつくってあります。
軟弱な地盤に石垣を積むための工夫です。
防御機能としてはより強固になるという意見もあればと攻め側にとっても有利になってしまうという見方もあります。

堀には海水が引き込まれ(YANMARの建物の下に取水口が見えます)、
 

海の魚が見られるそうです。
 


いざ登城


鉄御門

セオリーどおり、ここで三方から狙われることになります。

正面から
 

そして左右から


このように、三方から実際に枡形を見下ろすことのできる城はありそうで、なかなかないんですよね。


官兵衛石
高虎から築城奉行を命じられた渡辺官兵衛を称えた記念石で、重さ16トンあるそうです。
その後、官兵衛は大阪夏の陣で身勝手な行動が確執となり、高虎のもとから離れ、京で風呂屋を開業し、一介の庶民として生涯を閉じたそうです。


藤堂高虎像と模擬天守
高虎は築城の名人であり、宇和島城,丹波篠山城津城伊賀上野城膳所城などを築城し、江戸城二条城,丹波亀山城などの築城でもアドバイザーとして活躍しています。


本丸御門


模擬天守とと南隅櫓台
今治城は日本初の層塔型天守でしたが、高虎が1608(慶長13)年に伊勢伊賀に転封となると解体され持ち去られ、1610(慶長15)年に幕命で丹波亀山城の普請を担当すると、同城の天守として徳川家康に献上してしまいます。
現在の天守は、1980(昭和55)年に築かれたものですが、望楼型となってしまっています。

また,上げられている場所も,史実と異なる北隅櫓台の上というオマケ付きです。
見栄えを考えて破風を付けてしまったとか・・・・


石落としも復元されています。

観覧料金(天守・御金櫓・山里櫓・武具櫓鉄御門の共通券):一般 500円,学生 250円,高校生以下(18歳未満) 無料
開館時間: 9:00~17:00
休館日: 12/29~12/31

日本百名城のスタンプは天守閣受付で押すことができます。


天守閣からの眺め
瀬戸内海が目前に迫っています。
遠方にしまなみ海道も見えます。



吹揚神社
今治市内各所にまつられていた神明宮、座王八幡宮、蛭子宮、厳島明神の4社を廃藩の際、1872(明治5)年、城内本丸に合祀鎮座されたのが始まりで、今治城の別名・吹揚城から名付けられました。


矢野七三郎像
綿ネル技術を今治に導入し、綿ネル製織を開始し、今治綿業の父とよばれているそうです。
現在の今治タオルはここから始まるのですね。
台座にある「首倡功」の意味は「首て功を倡となう」と読み偉大なる創始者に贈られる尊敬の言葉だそうです。


御金櫓(おかねやぐら)
二の丸跡の東隅に立つ二重櫓。
1985(昭和60)年に再建。
内部は郷土出身作家による現代美術館になっています。


山里櫓
二の丸北西隅に立つ二重櫓。
1990(平成2)年に再建されました。
内部は武具や古美術品が展示されています。


武具櫓
2007(平成19)年に再現復元。
鉄御門や多聞櫓とつながっており、内部を公開しています。


櫓めぐりスタンプラリーが行われていました。
天守・御金櫓・山里櫓および鉄御門と武具櫓とスタンプを集めると、達成記念スタンプとプレゼントがもらえるというものです。

もちろん、4カ所すべてめぐりました。
今治城はさほど広くなく、所要時間は1時間ちょっとでした。
 

プレゼントは絵はがきでした。
 

堀越しに見る遠景が美しい城です。
 
 

コメント (8)
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