前記事に書いたように、スマホは「通信アプリつきPC」、しかも10年前のノートパソコンに似ているところがあります。
それならば、このところのPC界の動きを見れば、スマホの将来もある程度予想できるのではないでしょうか。
そこでスマホの将来を予想してみました。
予想1;格安海外モデルの普及
豪華仕様の日本メーカーは衰退
技術の進歩と需要の増加により製品価格は下がっていきます。
しかし、一台あたりの価格が下がりと利益分も下がるので、メーカーとしてはなんとかい価格を保持しようとします。
このため、国内メーカーはPCをどんどん豪華にしました。
ワンセグをつけテレビを見られるようにし、やがて地デジになり、フルハイビジョンになり、しまいにゃ3Dにしてしまいました。
一方、海外メーカーは低価格競争です。
余分なソフトは付けず、ハードの性能もそこそこ・・・でも、ネットを見たり、オフィスソフトで仕事したりならば充分、いわゆるネットブックです。
デフレの我が国でどちらを選ぶかはわかるはず・・・にもかかわらず、テレビ業界で同じようなことを繰り返しています。
スマホ業界も繰り返すことになる・・・・
日本国民としてはこの予想がはずれることを願っています。
予想2;高性能で美しいApple
でも与党にはなれない
MacのOSは優れています。
Windowsなんかは数年遅れで、パクッていることはみえみえです。
デザイン的にもすぐれていますね。
にもかかわらずWindowsの方が圧倒的にシェアがあります。
これは、ほぼ一社独占のMacに対して、Windows PCを作る企業は星の数(ある意味、自作派の橋吉もこのひとつです)、高性能な方が勝つのではなく、お友達企業が多い方が勝つことは、かつてのβ vs VHSの結果を見ても、明らかでしょう。
予想3;「使いやすくて良いんだけどなぁ」といわれつつ
ガラケーは絶滅
思い出してください、かつて、ワープロ専用機なるものがあったことを。
文書を作るだけなら便利であり、優れていたのですが・・・絶滅しました。
だから、ガラケーもまた・・・・
予想3に関しては、大きくハズれるかも知れません。
その要因は、タブレット端末の普及です。
営業や大学の授業など、持ち歩くPCは徐々にタブレットに変わってきています。
入力しやすさ、画面の大きさなどの使いやすさでは、スマホよりタブレットの方が断然有利です。
ですから、タブレットを持ち歩く人にとっては、中途半端なスマホよりも、割り切ったガラケーの方が便利じゃないでしょうか。
私の提案としては、
携帯電話(ガラケー)から通信以外の機能は排除したモデルをつくる。
その分、軽く・薄くする、たとえば名刺サイズとか腕時計サイズとか・・・
きっと需要はあるだろうし、海外へも売り込めるような気がしますが、いかがでしょうか