摂津国の一の宮は、大阪市住吉区の住吉大社です。
すぐ前に阪堺電軌阪堺線「住吉鳥居前」駅があります。
門前には奉納された大きな石灯籠が並んでいます。
境内にもずらり
立派な奉納額が多いのも信仰心の強さか御利益の現れでしょうか。
一の鳥居をくぐり、まず目につくのが大きな反橋(そりはし)
橋中央部の高さは4.4m、最大傾斜は約48度だそうです。
架橋当時はこのあたりが海岸線であり、本殿と対岸の入り江を結ぶ目的で架橋された橋だとされています。
手水
朝廷も祈祷にこられるということでしょうか?
住吉鳥居
柱が丸ではなく四角であり角鳥居 (かくとりい) ともよばれている古い様式です。
住吉大社の祭神は住吉大神です。
これは、海の神である住吉三神(底筒男命、中筒男命、表筒男命)と息長足姫命(神功皇后)の総称です。
四柱の神はそれぞれの本殿に祀られています。
第一本宮
祭神は底筒男命 (そこつつのをのみこと)
第二本宮
祭神は中筒男命 (なかつつのをのみこと)
第三本宮
祭神は表筒男命 (うわつつのをのみこと)
第四本宮
祭神は息長足姫命 (おきながたらしひめのみこと)すなわち神功皇后
住吉御文庫。
1723(享保8)年に建てられた蔵書館。
五所御前
神功皇后が住吉三神をお祭りするための土地を求められたとき、この杉の木に白サギが3羽きて止まったので、ここへお祭りしたと伝わる聖地です。
でも、手を突っ込んで、何か取ろうとしている人たちがいますね。
だそうです。
で、のぞいてみると文字が書かれた小石がありました。
これをあつめて
高庫(たかくら)
神宝を納めるためのものといわれています。
石舞台
日本三舞台の一つ(他の舞台は、四天王寺の石舞台、厳島神社の平舞台)住吉大社の創立記念日を祝う卯の葉神事の時に雅楽が演じられます。
南門(四脚門)
石舞台とともに豊臣秀頼の寄進で重要文化財に指定されています。
神館
結婚式などが行われます。
末社も立派でした。
南珺社(なんくんしゃ)
樹齢千年を超える楠の大樹に設けられていたお稲荷さん
毎月はじめの辰の日が例祭日であることから「初辰さん」と 呼ばれ、初辰の日には商売
繁盛・家内安全・除災招福を祈願する人でにぎわうそうです。
侍者社(おもとしゃ)
田裳見宿禰(住吉大社の初代の神主)と市姫命(田裳見宿禰の姫神)がまつられています。
縁結び・夫婦円満を願い裸雛の背中に名を書いて祈願します。
市戎大黒社(いちえびすだいこくしゃ)
住吉の「えべっさん」
住吉大社
大阪府大阪市住吉区住吉 2丁目 9-89