こんにちは、司法書士・ペット相続士の金城です。
悪質ブリーダーや悪質ペットショップ、そしてペット引き取り屋などによる動物虐待は後を絶たないのが現状です。
しかし、動物虐待を発見した動物愛護団体や一般市民が警察や検察に告発状を提出しても、警察や検察はなかなか動いてくれないのが実際のところです。
このような現実がある中、令和4年9月下旬、兵庫県伊丹市に【NPO法人どうぶつ弁護団】が設立されました。
動物たちを守りたい、という熱い思いを持った弁護士・獣医師が団結して結成したNPO法人です。
どうぶつ弁護団を立ち上げた発起人は細川敦史という弁護士の先生で、細川先生は以前から動物虐待に関する事件を受けることがあったそうです。
ただ、個人で動いても限界があり、また、依頼者が弁護士費用を負担しなくてもいいようにと、仲間の弁護士たちや獣医と共にNPO法人を立ち上げたとのことです。
もの言えぬ動物たちを代弁し守っていく 「どうぶつ弁護団」始動します【前編】 | 犬・猫との幸せな暮らしのためのペット情報サイト「sippo」 (asahi.com)
動物虐待から犬や猫を救うために 「どうぶつ弁護団」ができること【後編】(sippo)|dメニューニュース(NTTドコモ) (docomo.ne.jp)
殺人などの凶悪犯罪が発生した場合、警察や検察は直ちに動きますが、動物虐待事案で動物愛護団体や一般市民が告発状を提出しても、警察などはなかなか動いてくれません。
人に関する事件の捜査が優先され、動物に関する事件は後回しにされるようです。
しかし、弁護士が告発状を提出した場合は、さすがに警察や検察の対応が異なります。
現時点では、どうぶつ弁護団の活動拠点は兵庫県伊丹市の1か所のみですが、動物虐待事件を無料で全国から受け付けるとのことです。
しかし、動物愛護に共鳴する弁護士は日本全国各地にいますので、今後、どうぶつ弁護団の活動が全国に波及し、どうぶつ弁護団の支部が全国各地にできるはずです。
動物虐待を発見した方は、是非どうぶつ弁護団に相談してみてください。
証拠は必要になりますが、どうぶつ弁護団のホームページで情報を提供することにより、刑事告発できる可能性があります。
特定非営利活動法人どうぶつ弁護団 (animal-dt.org)
どうぶつ弁護団の活動については、今後もこのブログで随時 紹介していきます。
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