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高齢ペットと暮らす②―朝日新聞より

2010年06月07日 | 病気
 ②では悲しいけれど避けては通れないペットとの死別の話。

 ペットを失ったことにより覚える大きな喪失感―ペットロス。
 「ペットの死 その時あなたは」の編者で日本獣医生命科学大学の鷲巣月美教授は「深い浅いはあるけれど、誰でも経験する。特別なことではない」。
 ペットロスの現れ方はさまざま。喪失感から涙が流れる。仕事や家事が手に着かない。もっと大切にすれば良かったという自責の念に襲われる、などだ。
 
 ペットを失った悲しい気持ちの整理の付け方は
①通夜や葬式をする②なくなった動物に手紙を書く③アルバムを作る。④記念樹など何かの記念になる事をする⑤動物の写真を入れたロケットを身につける⑥仏壇やお墓を作る⑦亡くなった動物を知っている人と話す。
 
 であると鷲巣月美教授は語り、周りの人には「飼い主さんにとってなくなった動物の代わりはいない。周囲はただ聞いて共感してあげて」とも。

 また、ペットロス経験がある人らで作る「ペット・ラヴァーズ・ミーティング」は年4回、ペットを亡くした人たちの会合を開いている。
 ペットロスホットライン(03-5954-0355)も毎週土曜日午後1~4時に設けている。02年~昨年末までに受け付けた電話は652件。そこでも飼い主さんの思いは傾聴するがアドバイスはしないという。


 ペットとの永遠の別れのとき。亡きがらは、葬儀はどうすればよいのだろう。火葬は自治体のほか、民間の動物霊園でも受け付けている。

 自治体の場合、料金やシステムは地域で異なる。大阪市はペットの体重により3段階の料金設定があり。専用炉で合同で焼く。横浜市は1匹ずつの火葬もでき、その場合の料金は1万~3万円。合同火葬は持ち込みなら3千円で済むが遺骨は返却されない。

 兵庫県三田市にある「さんだ動物霊園」を経営しているのは永澤寺。火葬料金は小鳥、ハムスターから大型犬まで体重別で5250円~5万2500円まで。お墓まで選ぶと50万円に跳ね上がる。

 また、自宅まで炉を備えた車が来て火葬してくれる「訪問火葬」サービスもある。大型犬なので運べない、お骨になるまでを確認できるので安心といった理由から需要がふえているという。

 しかし飼い主の悲しみにつけこんだトラブルも絶えない。4月に埼玉県飯能市でペットの葬儀を請け負った男が犬や猫の多数の死体を山林に捨てていた事件が発覚した。
 全国ペット葬儀業協会理事の渡辺弘仙さんはこう助言する。「あわてて火葬してもう少し顔を見てやればよかったと後悔したり、悪質な業者を選んだりしないためにも、まずは自宅で手を合わせて、心を落ち着かせて下さい。霊園や業者を選ぶ際には、かかりつけの獣医師や経験のある飼い主に聞き、さらに事前に見学ができれば、より安心です」


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