ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

自制と自省

2012年11月14日 | 日記

 日曜の朝の食卓に置かれた、まだインクの匂いがする朝刊。
 折り込み広告が挟まれた二つ折りの新聞を開けると、何時ものTV番組欄に全面広告が掲載されている。
 月曜日の新聞はお休みだと幾分がっかりとなる。

 で、毎月曜日に掲載される朝日俳壇、日曜日に掲載されていたが、その中に、

 A_2く秋の日向を通る人ばかり
福岡市・山北如春さん/長谷川櫂氏・金子兜太氏選)

 の、解りやすい句が入選していた。

 ここ暫く、日中はぽかぽか陽気の小春日和が続いていた。
 一転、日曜日は雨、そして、一気に冬めいて来たが、おなじ日の朝日俳壇に、

 ゆっくりと来て足早に秋去らむとす
 
(桶川市・井上和枝さん/長谷川櫂氏選)

 も、あって、短い秋を実感する。

 この七日が二十四節気の “ 立冬 ”、この日辺りを境に万物が冷ゆ(ひゆ)る季節とされ暦の上では冬。
 この月の下旬にもなると、木々の葉は落ち平地にも初雪が舞い始める頃とされる “ 小雪 ”。

  ちBなみに、カトリック教会暦では、この月の25日の年間第34主日「王であるキリスト」で一年が終わり、12月2日からは待降節・アドベント、そして、降誕祭・クリスマス。

 俳誌ホトトギス同人の今井千鶴子さんが、“ 街といふ街行けばクリスマスカロル ” と、この時季を巧みに詠んでいる。

 ところでペトロ、カタリナ から暑いにつけ寒いにつけ騒がしく、「堪え性のない人」と嗤われるが、木枯らしの夜に、鍋に少しぬるめの燗酒を友に・・・など、これからの季節、嫌いではない。術後の食事のこと、自制と自省に明け暮れる日々の身ではあるけれど。

 高槻のYさんが稽古にお持ち下さった「杜鵑草」(ほととぎす)と「石蕗」(つわぶき)。
 秋、日陰などに群れて咲く石蕗、少し離れて見れば大きくて濃い緑の葉に、花の色がいかにもほど良い。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.539

コメント
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