せっさたくま

広島ペット霊苑がお贈りするブログです。ペットの事や他愛も無い話まで、色んなことを綴っていきたいと思います。

この子は大丈夫

2007年04月10日 | 広島ペット霊苑 創業記
スタッフに任せていたブログを「これではいけない」と、こまめに書き始めようと決意している広島ペット霊苑代表の下田です。

この8日に行われた法要の前準備をスタッフ総出で行っていた日、総勢10名でお別れに来られていたご家族がいらっしゃいました。

拝見したところ、ご両親に娘さんお二人と、娘さんたちのお子様達でしょうか?上のお子様が小学校低学年グループで、下のグループは幼稚園からオムツが取れていないお子様迄でした。さすがに下のグループの子供たちには、お別れの意味がまだまだわかりにくかった様子でしたが、上のグループの子供たちは、お別れの意味を十分理解され、点火時には号泣されながら見送っておられました。

20年に亘り、数多くの子供たちと、ペット達とのお別れをまじかに拝見してきましたが、小さな子供たちが、涙を流してお別れされる姿を見るたび「この子達は大丈夫」と思ってしまいます。

何が大丈夫なのか?とお思いの方の為に解説しますと、涙を流してお別れができる子供たちは、昨日まで目の前にいた友達が動かなくなり、硬くなって、自分の知らない世界へ旅立って行くことが、とても悲しくて辛いものだと感じる心を小さいながらに持っているのです。言い換えれば、この気持ちさえあれば、大きくなっても自分の衝動だけでむやみに人を傷付けたり、自分より弱いものや、小さなものを守ってあげなければいけないという優しい心が根付いていると実感できるからなのです。

こういうご家庭はきっと、ご両親が日頃からそういう後ろ姿を見せ、時には話を聞かせておられる愛情あふれるご家庭なのでしょう。

ある意味、飼い主様への感謝の気持ちを、自分の身をもってその子供たちに教えてくれているペット達も子供たちの綺麗な涙で見送って貰えば、きっと嬉しいに違いありません。

コメント
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