せっさたくま

広島ペット霊苑がお贈りするブログです。ペットの事や他愛も無い話まで、色んなことを綴っていきたいと思います。

ロッキーちゃんと家族の絆

2005年09月22日 | せっさ日々の記録
せっさです

以前対応させていただいた方のお話です。
私がまだまだ新人だったころ(今も新人ですが)、
お会いしたご家族のお話です


お母さんが来られた時間が3時半くらいだったでしょうか。
ご点火のタイムリミットが3時半なので、
ほかのご家族よりも早く、お一人でいらっしゃったそうです。
霊苑に到着してからも、家族の様子が気になるらしく、
ずっと携帯電話を手にしていました。

タイムリミットには理由がありまして、
ご火葬時間の都合上3時半以降の点火だと、
帰る時間には真っ暗になり、非常に危ないからです。

タイムリミットまでもう少し・・・。
「もう少しだけ、待ってください」とお母さん。
そのときに、お母さんの携帯電話が鳴っていました。
お父さんと娘さんからの電話でした。
どうやら少し道に迷っている様子・・・
お母さんは、お父さんと娘さんに、こう言いました。

「ロッキーにかわるから、お別れを言って!」
と言って、携帯をロッキーちゃんの耳にあてているのです
受話器の向こうから、お父さんと娘さんが、
「ロッキー、さよなら、ありがとう」
と、聞こえてきます


横にいる私が思わず泣いてしまいました・・・。

何とか点火に間に合ってほしいと、強く思いました。

そして葬儀が済み、最後のお別れの時間。
再び携帯電話が鳴りました
どうやらもう近くまできている様子!

もう点火の時間でしたが、
二人の到着を待つことにしました

お二人は無事に到着し、
ロッキーちゃんと最後のお別れをする事が出来ました。
悔いが残らない結果になったので、本当に良かったと思います

ご点火後も、たくさんの思い出話を聞かせていただきました。
本当にご家族に愛されていたのですね


ロッキーちゃん、今日も天国から見守って下さっていますか?
コメント (1)
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