せっさたくま

広島ペット霊苑がお贈りするブログです。ペットの事や他愛も無い話まで、色んなことを綴っていきたいと思います。

ポンちゃんのお話

2005年06月23日 | せっさ日々の記録
せっさです

今日も、対応させていただいた方のお話です

ワンちゃんをお連れ頂いたとき、
飼い主様はとてもお話できる状態ではありませんでした。
本当に悲しまれていて、号泣されていました。

私はそのとき、以前対応させていただいたネコちゃんの事、
ふと思い出してしまいました。


同行期間中に、対応さえほとんど初めてだった方です。
私が「失敗したらどうしよう」とばかり考えていて、
その方にも、まともに言葉をかける事ができませんでした。
うわべだけの言葉になってしまっていて、
気配りなどが伴っていない状態でした。
結局は、同行していた先輩が
「飼い主様のためにならない」と判断して、対応を変わりました。

その時も私はというと、
「あ~失敗した。どうしよう」と、
自分の失敗を悔やむばかりで、
飼い主様のことを一つも考えることが出来ない状態でした。

・・・数日後、その方からお手紙が届きました。
「胸にぽっかりと穴が開いたようです。今でも受け入れられません」
このお手紙を読んで、私はすごく情けない気持ちになりました

どうして今まで、自分の心配ばっかりしてたんだろう。

どうして飼い主様の心配を一つもしなかったのだろう。

こうしたお手紙が届いたことで、
初めて、飼い主様が本当につらい思いをされていることに気づくなんて、
アドバイザー失格だ

その方には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今も後悔しています。


もうそんなことにはなりたくないので、
自分のできる精一杯のことをした(つもり)です。

お骨を拾っていただくときに、
「この子は脱走するとき、満面の笑みを浮かべたんですよ」
と、笑ってお話される飼い主様をみて、本当に嬉しかったです。

ポンタちゃん、おやすみなさい

コメント (4)
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