ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

兄弟が同性愛だと分かったときの悩み

2011-02-17 03:31:39 | Weblog
自分の兄弟、子どもが、家族の一人が同性愛者だと知ったとき
その家族の方も受け入れられない気持ちや、整理できない気持ちに悶々となって
誰にも相談できずに一人抱えて悩んでしまいます。

弟さんのことについて、悩む気持ちをお姉さんが書いてくれました。
何が受け入れられないか、何が嫌だと思うか整理してくれました。

向き合うって大変なことですよね。でも立ち向かわねば答えも出ないのですよね。

次のような思いを書いてくださいました。
コメントで返すだけでは自分も想いが伝えられないような気がして
今日の日記で取り上げさせてもらいました。皆さんも考えてもらえたら嬉しいです。

===============

●弟の子どもが見られないことへの悲しさ100%
●弟が、好きな人と手をつないで街を歩けない現実に対する悲しさ100%
(弟は鬱病になるくらいなので、堂々とそれをできるタイプではありません。)
●弟の将来への不安100%
●私自身も誰かに相談したいのに、世間体を気にして親も弟も周囲に言わないし、また、言わないでほしいと言われていることの辛さ100%
●自分も子どもを生んだら同性愛者になってしまうのではないかという不安80%
(まだ子どもはいませんがほしいと思っている段階です。)
●私の旦那さんの家族が知ったらどうなるんだろうという不安80%
●自分の子どもに弟たちのことをどう伝えていけば良いんだろうという不安100%

弟のことももちろんですが、自分の今後に対する不安も大きいことが分かりました。
こういうことは、皆さんどうやって乗り越えていらっしゃいますか…?
何としてでも乗り越えたいです。(;_;)

===============

今まで考えてきたことの無いことであり混乱されるのももっともですよね。
世間がいう幸せの道から外れてしまうことって恐れてしまいますよね。
世間体を考えてしまいますよね。

当人も隠して欲しいし、親もそう思ってしまう。
当人が切り開こうとしないのに周りは何も出来るわけがない

自分自身もどう捉えたらいいのか分からないという不安
一度にドーンと難問が押し寄せてきてしまいますよね。

どれも、ひとつひとつ考え込んでしまう問題と思います。
自分も、そのそれぞれを想像し、そのひとつひとつに足がすくみながら生きてきました。

なぜ、自分たちは恥ずかしいこと、隠れたものとしていなければならないのだろう?
悩んできました。

自分の行動如何で、家族まで差別や偏見にさらされてしまう。
そう思って自分を殺そうともしました。

10代の間は、ほとんど自分を生きた感覚はありません。
自分を生きられないのなら、早めにこの人生は切り上げたいと思っていました。

それはおかしいだろう!と思う自分もあるのですが
行動できないでいる自分の不甲斐なさと、そうこうしているうちにも受け続ける偏見に
どっちつかずで苛まされていました。

自分の場合は、その「憤り」が非常に大きくあったためか
社会に問いかける行動にまでなっていきます。

当事者が全部かぶるには、重たすぎる問題です。
社会みんなで考えていくべき課題なんですよ。

その関わりを多くの人は避けようとします。
避けることで自分が救われたような気がしますが、実は家族の誰かを追い込んでいく。

人口の5~10%が同性愛者と言われていますので
親類20人いれば、1人は同性愛だということなんですから誰にとっても家族の問題です。
家系的なものではないのです、どの家族にもいる、本当は当たり前のことなのです。

すぐに答えは出ないと思います。でも、どうか一緒に考え続けてもらえたらと思います。

まずは順番に、
ひとつひとつゆっくりいけるといいですよね。

最初は、お姉さん自身の理解を広げるところからはじめられるといいと思いましたよ。

今回を機会にあらかじめ知識を得ることが出来たら、我が子の問題としてあったとしても
少し意識を変えて、お子さんと向き合うことが出来るのかもしれません。

子どもさんが親にも相談できない!と一人で抱え込んでしまうかどうかは
親の器量に寄ってくると思います

親は子どもを選べないし、子どもも親を選べない。

この問題に限らず、知らないことを気が付かせてもらえるというのは
本当に有難いことだなと思うんです。

まず、同性愛のことを知るところからだと思います。

弟さんに何が出来るか、親御さんをどう支えてあげられるか?他の家族へは・・
ということは、その後に必ず良い方法が思いついてくると思います。

お姉さんがしっかりと恥ずかしくないことだ!と思えてきたら、周りが変わってきます!

大変な役割をお願いするようで申し訳ない気持ちにもなってしまいます。
それでも、まだ見ぬお子さんの未来が、差別があって当然の社会であって良いとは思わないはず。

当事者本人だけではどうにも出来ないところが多いです。

どうか、大変ですが引き受けてください。お願いします!!
というのが自分の願いです。

これからもこのブログでよければ思うこと何でもコメントしてくださいね。
みんなも一緒に考えてくれると思いますから!!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 松山市にLGBTの意見を送って... | トップ | 同性愛の男性が女装した化粧... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事