ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

教会は「同性愛者に謝罪すべき」・ローマ法王が見解

2016-06-29 11:10:18 | Weblog
ニュースに出た今回の発言は「キリスト教徒とローマ・カトリック教会は同性愛者の人々に対してこれまでの待遇を謝罪し、許しを請うべきだ」とまで語ったそうだ。

「われわれキリスト教徒には、謝らねばならないことがたくさんある。今回のこと(同性愛者の待遇)に限らないが、私たちは許しを乞わなければならない。謝罪するだけでなく——許しを」

 さらに法王は「そうした状態(同性愛)の人が善良な人物で、神を求めているとしたら、その人を裁く資格が私たちにあるだろうか」と付け加えた

今のローマ法王フランシスコさんは就任以来、同性愛者を擁護する発言をくりかえし伝えてくれています。「全ての人は性的指向にかかわらず、尊重されるべきだ」、同性愛者らへの「不条理な差別は回避されなければならない」。

誤解や思い込みから考えを中々変えられないでいる集団があったとして、それを変えて行こうとするリーダーシップは大変なものであろうが、本当に誇らしく尊敬すべきことだと思う。

対立からは人間や社会の成長は無い。

無理解に対し、このように間に入って語っていくリーダーの対応は素晴らしいと思う。

自分たちも、本当にこの社会を変えていきたいのであれば、無理解を責め立て、対立や分断を煽るのではない対応が必要になると思う。

これから社会が向き合いだした時には、そこを注意しておかないと更なる偏見を生むだろう。

変わっていく過程には過渡期がある。相手の変化にも相手の流れがある。
そこに配慮が無ければ、相互理解にはならない。

大変だけれども、相手にも寛容を求めるように、自分たち自身も寛容でなければならないだろう。

特に今は選挙中という事もあり、対立を煽る情報が飛び交っている。
それぞれ都合もあってそのような情報を出すのだろうけれど、注意して眺めたい。

心強く温かな法王の発言を聞いて、当事者外の方の応援と、導きの大切さを思うと共に、当事者側の対応を考えることになったニュースだった。


※ただし法王フランシスコも同性婚への賛同はしていない。

同性カップルが男女の結婚と同等の社会保障を得ていくには結婚を求めていくとハードルが高くなり、対立を生む展開になるという現状も自分たちは把握しておいた方が良い。


●教会は「同性愛者に謝罪すべき」、ローマ法王が見解(CNN)
http://www.cnn.co.jp/world/35084917.html





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