ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

文科省が性的マイノリティの子供への配慮を通知!

2015-05-11 23:31:31 | Weblog
4月30日、文科省から正式に性同一性障害だけでなく、同性愛など性的マイノリティ全般の子どもたちへの配慮をするよう各教育委員会、全国の国公私立の小中高校などに通知を出しました。

同性愛の子どもたちに対する取組をすすめるよう国が正式に通知を出すのははじめて。
これで、限られた学校や地域での取り組みだけでなく、もれなく進めていくことになったことになる。

全ての学校に対応を徹底させるため、影響力の強い「通知」の形になったとか

これは大変大きな変化だ!

うちの学校では、とか、この地域では・・といって後回しにしてたところも意識を変えないといけない。
やっていかねばならない取り組みになったということだ。

子どもが相談しやすくするために、教員が性的少数者についての心ない言動を慎むことや、子どもの服装や髪形について否定したり、からかったりしないよう明記されている。

教員の学びも大きく求められることになる。

同性愛に関するいじめも許してはならないことになっているなど、これからは、指導してない、知らなかったでは済まされなくなる。

今までは、性同一性障害についてはあっても、そのほかの性的マイノリティについては取り上げてなかった。

学校で取り組んでいける根拠がしっかりと書かれたことになる。

愛媛には文科省の人権教育指定校として、去年今年と性的マイノリティをテーマに学校をあげて取り組んでいる西条市立丹原東中学校があります。

レインボープライド愛媛とも共同で学習を進めていて、今年度もいろいろと進めていく予定です。

今回の文科省の通知を受けて、多くの学校が、これからどうしようか、どこからしたらいいだろうと思い始めるはずですが、この丹原東中学校での実践が注目されてくるでしょう。

多くのLGBT当事者が、自分の学生時代を振り返り、学校教育での変化を望んでいるのではないですか?
取り残される子どもたちが一人でも減るように、ちゃんと方針を出してくれたのだと思います。

こういう変化って、地道なお願いをしてくれてた活動者がいるからなのですよ。
その努力の成果ですね。本当にありがたいことです。

次は実際の学校教育での扱いが、それぞれの地域でしっかり変わっていくように推し進めていきましょう。自分たち当事者ができる後押しや、協力を考えていけるといいですね。



まあ、その文科省の通知文(下記リンク)を読んでみて!
自殺総合対策大綱も取り上げて、しっかりと性的マイノリティのことを進めるよう書かれてあります。


◆性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について(文科省 通知文全文)
平成27年4月30日  27文科初児生第3号
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/04/1357468.htm


ニュースより
●性的少数者の子に配慮求める通知 文科省、対象範囲拡大(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASH4X6QG9H4XUTIL04Q.html

●「性的マイノリティの子供への配慮」文科省が通知 全国600人が学校に相談していた【LGBT】
http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/29/lgbt-children-mext-_n_7177154.html

●文科省通知「性的マイノリティに配慮を」ニュースカフェ
http://www.excite.co.jp/News/society_clm/20150430/Newscafe_sp_1635302.html


(性的マイノリティに関する講演依頼やご質問は)
レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
rainbowpride777@gmail.com
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