ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

性的マイノリティへの自殺対策(大綱の見直しパブコメ)

2012-08-14 00:24:10 | Weblog
日本の自殺対策について方針を定める自殺総合対策大綱の見直し案が発表され
今週金曜(8月17日)まで、パブリックコメント募集がされています。

■「自殺総合対策大綱」の見直し素案に対する意見募集要領
http://www8.cao.go.jp/jisatsutaisaku/measure/taikou/iken_bosyu.html

見直し案では性的マイノリティへの自殺対策について
「民間団体との連携」や「教職員への普及啓発」の2か所でについて言及されています。

大綱に性的マイノリティのことが入るのは初めてのことで、あと一歩です。
足りないところを指摘し、パブリックコメントをみんなで書いてダメ押しをする必要があります。

同性愛や性別に違和感があることで社会の偏見で自分を肯定できず自殺にまで・・
自分たちは多くの仲間たちを失ってきました。

自分たち同士が声をかけあっていける場を作っていくこと、仲間同士の場を作っていくことはもちろんのこと
社会的に意識を持ってもらう必要があります。

偏見を恐れて隠れている自分たちLGBTですが、いないのではありません。
こういうコメントのときに反応しておかないと、いないと思われます。いても微々たることにされます。

大綱に載るかどうかで今後の施策が違ってきます。

今の案ではホンの少し載っているだけなので(それが大違いではありますが)
もっと意識してもらうためにも、まずはどんなことが書いてあるか自分たちが読んで知ることです。
不足を感じたら、コメントを書きましょう!!

日本では宗教的なタブーが社会化されていないし、迫害があるわけではないので
性的マイノリティの自殺はあまり関係ないのではないか?という人がいます。

キリスト教文化の国であれば大変だろうけど、そこまで同性愛に厳しい社会ではないと思うらしいのだ
日本でも同性愛者は異性愛者の6倍自殺率が高いといった調査が出ているが
実際に自殺した人の理由はなかなか分かりません

孤独によるもの、鬱といったあたりにひとまとめにされてしまっているでしょうか

苦しんでいることさえ隠してしまう現状が、まるで無かったことになっています

皆さん、どう思うでしょうか?

自殺と分かるだけで33000人もの命が毎年失われる国
交通事故死よりも多い数
残された家族の願いで自殺とされてないものを含めると、その何倍もいるとされています

自分も若い頃は同性愛の自分に絶望して死を考えたことがあります
どうにか乗り越えて来れました、自分たちでできることはと思いながら活動しています。

一人じゃないから
あなたの勇気でつながってもらえたら、また誰かが助かるのです
地方に住むLGBT同士で支え合えれば・・未来は変わってくるから!!


参考(各国の自殺率)
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2770.html

いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン
http://profile.ameba.jp/respectwhiteribbon/
国会ロビー活動など頑張ってくれた成果です



レインボープライド愛媛
http://rainbowpride-ehime.org/
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