日本には同性愛差別は無い？

目に見えるような人権無視な事例が、日常的に起こっては無い日本では、
どこに同性愛者差別が存在しているのか？なんて言われることがあります。

宗教的に禁忌とされているところなどは神のお墨付きをもって
日常的に同性愛者が殺害されたりしている国もあります。

そんな極端な人権無視が日常茶飯事に起こっている国に比べたら
日本には同性愛者差別など無い様に見えるのかもしれません。

・・このように言う人もいます。

ゲイ自身が排除されたくないとの恐れで差別に敏感になっているだけで
それは差別問題などではなく個人的な問題ではないのか？

人権を保障されたい、権利を獲得したいと言うのなら
隠れずに堂々とすれば良いじゃないか？・・

このように勝ち組思想的なヘテロからは、厳しい疑問が投げかけられる
ことがあります。

確かに差別への克服には、当事者自身の意識変化はどうしても必要で
主張できないままでは差別自体が無いことにされてしまうんですよね。
存在すらして無いことにされてしまう。

隠れているのなら、存在して無いと一緒なのだから何を言われても
大人しくしてればいいじゃないか！みたいに言われちゃうんですよね・・

そのような勝手をいう方には
そのような思いやりの無い社会を進めて良いのですか？
廻りまわって返って来ますよ、と問いたいです。

そして、仲間にも「このような扱いをされて良いはずが無いですよね？」
問いかけていきたい気持ちになってきます。

とは言ったって・・・簡単なことじゃないですよね。

まずは、「仕方が無い」で自分の境遇をあきらめてしまう考え方を
振り返ることから始めていけば良いのではないでしょうか。

徐々にで良いのだと思います。

自分自身にある偏見と向き合って行く作業ですから大変です。
そんな大変な作業を、個人の問題だなんて簡単に言われたくは無い。