ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

レズビアン&ゲイパレード報告③親の会

2006-08-18 01:06:14 | Weblog
引き続きパレード関連で

夕方6時、パレードの会場を後にして俺たちはその後に開催の「親の会」
イベントに参加すべく移動。

円山さんカップルに道を教えてもらって、途中まで付いてきてもらいました。
疲れていただろうに本当に助かりました。

それからしばらく(いや結構あった)歩いてほぼ予定時刻に到着。
40人くらいでしょうか、家庭的な雰囲気の会でした。

息子がゲイだという親御さんたち数名も参加していて、
各人の自己紹介からはじめて懇談をしました。

俺もしゃべりましたが、彼氏くんも頑張って立派に自己紹介できました。

とても親密に語れる会となり、今回一番有意義な時を過ごせたような気がします。
参加させてもらえたことを感謝です。

なかでも、メディアでゲイフォビア報道を行ったときに一番に抗議を行って
くれていた故馬場英行さん。あの馬場さんのご両親に会うことが出来たのです!

亡くなった後、ご両親さんが息子さんの遺志を受け継いでゲイコミニティと
関わりを持ってくれているのです。とても感動しました。

俺にとっても馬場さんの活動は意義あるもので、相当影響を受けていましたし、
田舎の松山までも活躍は伝わっていました。

ウザったい活動のように思われがちでしたが、誰かが言わねばならない、
私たちの代わりに抗議してくれている!と日々感謝していましたし、
徹底したメディアチェックに感心していたのでした。

今、彼が健在なら、もっと盛り上がっていたと思います。
その感謝をご両親に伝えることが出来る機会を持つことが出来るなんて・・。

本当に有難いことでした。

他にも尾辻さんのお母さんとも親しく話しをさせてもらって、
「親の立場、親の都合」というところを聞かせてもらいました。

当事者の親同士が語れる場の大切さを強く感じました。

この「親の会」で、親の手記をまとめたものの冊子などがあれば
カミングアウト後の親へのフォローに役立つだろうと思った。

俺の親も、向き合わねばならぬことなのだろうけど、
このことを考えると思考停止になるのだそうだ、カミングアウトして
10数年にもなるが、何も知ろうとしないのだ。
考えたりしたくない様子・・

それでも、思いつく時もあると思うので、その時に手に取るものがあれば
状況も変わっていくかも知れない。

お互いに無視しては通れないことと思っている。
俺も何か工夫をせねばと思うこの頃・・・
数ヶ月前に、極限的な親子の会話をしてから距離が開いているのだ。
また、このことは書きたいと思うけど。
俺の尊厳が非常に傷つくようなことがあったのです。
それから、親に対する情もまったく乾いてしまっったんだ。
とりあえず今は時間を置いています。

そんな自分の家族の問題解決のヒントを探したい気持ちもあって参加してたのです。

ゲイの兄を持った妹さんとお母さんが一緒に参加されていた。
妹さんが兄と親の間に入ってくれているようだった。
俺の妹にも同じ役割をお願いしていて、どれほど心強いかと伝えてあげた。

その他にも全国で活躍されている皆さんと親しく懇談できてとても有意義でした。
落ちついて語れる場はこの会くらいだったと思うから良かったなー。

いろいろな方と知り合いになれたり、挨拶も出来たりと
皆さんとの出会いが今後の大きな力になると感じれた夜でした!
コメント (3)
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