ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

映画「メゾン・ド・ヒミコ」を観る

2005-11-06 18:38:00 | Weblog
現在、老年を過ごされているゲイの先輩方の実情や心情に近いのかな?と思いながら見た。

ゲイであることを隠してきた人たちの老後と言えばいいだろうか。
やはり、それは無理があるなあと思い知らされた。

当然、先輩方の生きてきた時代は俺が歩んでいたものとは到底違うわけで、
今の自分で測り知ることは出来ないけれど、
俺は違う方向で生きて老後を迎えたいと思った。

で、実際に老後になったとき、どのようにして過ごすか?
それは映画の間中考えさせられた。

中の良い友達を募ってグループホームの管理をやってもいいかな?
いや仲の良い者同士近所に住んで俺が用意するスペースをみんなが集まるところにしてはどうかな?

心優しいゲイの若者がお手伝いに来てくれたらいいな?
老け専?!の若い子とかが来てくれたら元気になるだろうなあとか(バカ)

ヘテロ連中が集まるところへは行きたくも無いだろうからゲイが集まる場所が欲しいな。かといって近づきすぎるとうるさいだろうなとかとか。

基本は彼氏と仲むつまじく暮らしたいけれど、それだけじゃあお互いに独りになったときに心もとないと言うか寂しいこともあると思うんだ。

子供もいないから家族が義務として世話をしてくれることは無いだろうから、友達同士で助け合いになるね?じゃあホームの形を取って順繰りに新しい人に入居してもらったら運営できるかな?
そんなシステムが作り上げたら楽しいな

先日、近所に住む90歳の祖母が倒れて救急車で運んだ。
数日後に意識はハッキリしだしたが体は思うようになりそうに無い。

今日はぼんやりしてて苦しそうで・・・チューブだらけでね。
こういう形になりたくないからと日頃より摂生してた人だった。なのに・・・
老後は分からない、すんなり逝けるものではないようだ。


日本映画らしいかったるい間がありすぎの演出にはぐったり。
ノンケのスタッフたちが作ったゲイの描き方だなって思う。
ゲイが女とやったらどうなるか?とかを面白いと思って描いてんだよね。
理解を超える意味不明な演出も多くて。

ゲイ映画として、もっと前向きな夢を、期待を、光が見える映画ってのを
発信していく必要があるなあ。
コメント
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