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北朝鮮「ICBMエンジン燃焼実験に成功」 (NHK NEWSWEB)

2016年04月09日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
北朝鮮「ICBMエンジン燃焼実験に成功」
NHK NEWSWEB 4月9日 11時54分


北朝鮮の国営メディアは9日、北西部のトンチャンリ(東倉里)にある「ソヘ(西海)衛星発射場」で、キム・ジョンウン第1書記の立ち会いのもと、地上で新型のICBM=大陸間弾道ミサイルのエンジンの燃焼実験が行われたと伝えました。

公開された写真には、屋外の施設に備え付けられたミサイルのエンジンの噴射口から、オレンジ色の炎が真下に向かって勢いよく吹き出している様子や、軍の幹部や技術者らを前に笑顔を見せるキム第1書記の姿などが写っています。

国営メディアは、今回の実験について「エンジンの特性などを評価する目的で行われ、技術的な指標をすべて満たした」として、成功したと強調しています。

また、キム第1書記は、「アメリカをはじめ、敵対勢力に対し、異なる形の核攻撃を加えられることを保証し、核には核で対抗できるより強力な手段を持った」と述べたということです。

北朝鮮の国営メディアは先月24日にも、「固体燃料のミサイルエンジンの燃焼実験に成功した」として、横倒しの噴射口から炎が吹き出す写真を公開しましたが、今回はさらに大きな規模の施設が使われたとみられます。

北朝鮮がICBMのエンジンの燃焼実験を公表したのは初めてで、アメリカ本土に届く弾道ミサイルの開発が進んでいると強調することで、韓国と合同軍事演習を続けるアメリカをけん制するとともに、来月初め、36年ぶりに開かれる朝鮮労働党大会に向けて、国威発揚を図るねらいがあるとみられます。


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