伊原外務省局長、１８日訪韓 関係改善協議へ （時事通信）

伊原外務省局長、１８日訪韓　関係改善協議へ　
（時事通信　2014/02/14-21:26）
　
　外務省は１４日、伊原純一アジア大洋州局長が１８～１９日に韓国を訪問すると発表した。ソウルで韓国外務省の李相徳東北アジア局長らと会談する方向で調整している。歴史認識などをめぐって冷え込んでいる日韓関係の改善策や、北朝鮮の張成沢氏処刑後の情勢について意見交換する見通しだ。　
　伊原局長の訪韓は昨年８月以来。日韓両国は、島根県・竹島の領有権や従軍慰安婦の問題をめぐり対立。双方で現政権が発足した後、首脳会談は一度も開かれていない。昨年末には会談の早期実現に向け事務レベルで調整が進んでいたが、安倍晋三首相の靖国神社参拝で頓挫し、協議再開の見通しが立たない状況になっていた。
　こうした中、米政府は日韓の対立が東アジアの安全保障環境に及ぼす悪影響を懸念し、関係改善を双方に促しており、日韓高官協議は米側の働き掛けを受けた動きとみられる。