アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

日仏、アジア安保で協力推進 マクロン氏、早期訪日に意欲 (時事通信)

2017年05月27日 | EU離脱と世界経済
日仏、アジア安保で協力推進 マクロン氏、早期訪日に意欲 
時事通信 2017/05/27-06:11)

 【タオルミナ時事】

 安倍晋三首相は26日午後(日本時間27日未明)、フランスのマクロン大統領とイタリアのタオルミナで初めて会談した。両首脳は中国の活発な海洋進出などを踏まえ、アジア太平洋地域の安全保障での協力を推進していくことで一致。首相からの早期訪日招請に対し、大統領は「喜んでお受けしたい」と意欲を示した。

  両首脳は、自衛隊と仏軍が水や燃料などを相互に融通できる物品役務相互提供協定(ACSA)の早期締結を目指すことを確認。首相は日仏英米4カ国が先に日本周辺海域などで行った共同訓練を「画期的な協力の進展」と評価した。大統領は北朝鮮の核・ミサイル開発への対応で「日本の立場を完全に支持する」と明言した。


あらゆるテロ強く非難 ネット事業者に対処要請 G7首脳 (時事通信)

2017年05月27日 | 国連・国際社会
あらゆるテロ強く非難 ネット事業者に対処要請 G7首脳
時事通信 2017/05/27-05:47)

 【タオルミナ時事】

 先進7カ国(G7)首脳はイタリアのタオルミナでの会議初日の26日に発表した声明で、英中部マンチェスターでの自爆テロの遺族らに弔意を表し、「あらゆるテロを可能な限り最も強い表現で非難する」と表明した。また、テロを未然に防ぐため、インターネット事業者に対し、テロ関連情報に対処する取り組みを大幅に強化するよう求めた。
 
声明は「テロ対策はG7にとって主要な優先課題であり続ける」と強調し、マンチェスターでの残虐行為は一層の行動が必要なことを示したと指摘。できるだけ早期にG7内相会合を開催して対応を協議し、民間部門や市民社会との連携を進めていくことで合意したと明らかにした。

 第1の問題として、テロ組織によるネットの悪用を挙げた。ネットが過激主義者勧誘などの「強力な道具」になっていることを問題視し、暴力をあおる情報を自動検出する技術の開発・共有に速やかに取り組むようネット事業者に促した。声明は表現の自由を尊重する立場も明記した。
 メイ英首相は記者会見で、過激派組織「イスラム国」(IS)の思想がネットを通じて広まっていると指摘。「戦いは間違いなく戦場からネットへと移っている」と対応の必要性を訴えた。


北朝鮮にらみ防衛能力強化 日米首脳、対テロで結束 (時事通信)

2017年05月27日 | 日米同盟と日本の安全保障
北朝鮮にらみ防衛能力強化 日米首脳、対テロで結束」
時事通信 2017/05/26-21:26)

 【タオルミナ時事】

 安倍晋三首相は26日午前(日本時間同日午後)、イタリア南部シチリア島のタオルミナでトランプ米大統領と約55分間会談した。弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対し、連携して圧力を強める方針を確認するとともに、日米の防衛能力向上に向け「具体的な行動」を取ることで一致。英国での自爆テロを受け、テロの脅威に結束して対応することも確認した。

 冒頭、大統領は「北朝鮮問題は世界的な問題だ」と指摘。首相は米国の対応について「世界の安全保障に強くコミット(関与)していく姿勢を示していることを評価したい」と応じた。

 両首脳は北朝鮮問題に関し、「今は対話より圧力をかける時だ」との認識を共有。核・ミサイル開発の阻止には「中国の役割が重要」として中国の影響力行使に期待を示し、先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)の討議で他の首脳に協調を呼び掛けることを申し合わせた。

 また、抑止力強化を話し合うため、外務、防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)の早期開催を確認。首相は、今年秋ごろを念頭に大統領の初の来日を改めて招請した。 

 首相は、中国が軍事拠点化を進める南シナ海で米海軍が行った「航行の自由作戦」に支持を表明。日米として、中国が北朝鮮封じ込めに協力するよう硬軟両様で促す狙いとみられる。同時に、首相は日中間の対話を活発化させる考えも伝えた。
 会談はサミット開幕に先立って行われ、両首脳はサミットで主要議題の一つとなる貿易の在り方についても意見を交換。「自由で公正な貿易が重要」との認識で一致した。

 首相と大統領の会談は、2月の首相訪米時以来2回目。初会談の際、国際会議に共に出席する場合は、必ず個別に会談することで合意していた。


初のICBM迎撃実験へ 30日、北朝鮮想定か 米 (時事通信)

2017年05月27日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
初のICBM迎撃実験へ 30日、北朝鮮想定か 米 
時事通信 2017/05/27-09:16)

【ワシントン時事】

 米国防総省は26日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を想定した初めての迎撃実験を30日に行う予定だと明らかにした。地上発射型迎撃ミサイル(GBI)を使用する。トランプ政権は、ICBM開発を目指す北朝鮮の脅威に備え、ミサイル防衛システムの強化を目指す方針だ。
 ミサイル防衛局によると、1999年以来、中距離弾道ミサイルなどを想定してGBIの実験を17回行い、9回成功。前回は2014年6月に行い、成功している。
 今回の実験は、西太平洋のマーシャル諸島の実験場からICBMに見立てた標的を発射し、カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地からGBIを発射して迎撃する計画。


トランプ氏「北朝鮮は大きな問題」、安倍氏と制裁強化で合意 (ロイター)

2017年05月27日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
トランプ氏「北朝鮮は大きな問題」、安倍氏と制裁強化で合意
(ロイター  2017年 05月 27日 02:22 JST )


[タオルミーナ(イタリア) 26日 ロイター]

  トランプ米大統領と安倍晋三首相は26日、主要7カ国(G7)首脳会議前に会談し、核兵器や弾道ミサイルの開発を続ける北朝鮮への制裁を拡大することで合意した。ホワイトハウスが発表した。

 トランプ大統領は記者団に対し、北朝鮮は「大きな問題」だがいずれ解決すると指摘。「気がかりなことが非常に多い。大きな問題で世界的な問題だが、いずれ解決することは間違いない」と述べた。

側近によると、会談の大半が北朝鮮問題に費やされた。

 ホワイトハウスは声明で「トランプ大統領と安倍首相は、北朝鮮の弾道ミサイル・核開発を支援した組織の特定など、制裁強化に向けた協力で一致した」と指摘。

 「北朝鮮による脅威の抑止・防衛能力向上に向け、日米同盟を一層強固なものにすることでも合意した」としている。

 ティラーソン米国務長官は今月、北朝鮮に対する既存の制裁措置の履行を各国に求めるとともに、北朝鮮と取引を続ける外国企業を標的とした二次的制裁も辞さない構えを示した。北朝鮮の主要貿易相手国は中国で、二次的政策は中国企業が標的となる公算が大きい。

中国戦闘機、米哨戒機に異常接近 「危険でプロらしくない」行為 (AFP BBNEWS)

2017年05月27日 | 安全保障と南シナ海紛争
中国戦闘機、米哨戒機に異常接近 「危険でプロらしくない」行為
(AFP BBNEWS 2017年05月27日 09:32)

【5月27日 AFP】

米国防総省は26日、南シナ海(South China Sea)上空を飛行していた米軍哨戒機に中国軍の戦闘機2機が異常接近したと発表し、「危険でプロらしくない」行為だったとして懸念を表明した。

 国防総省のゲイリー・ロス(Gary Ross)報道官によると、米海軍のP3哨戒機が国際空域を飛行していたところ、中国のJ10戦闘機2機が異常接近してきた。米哨戒機の乗員らは「危険でプロらしくない」行為だと思ったが、任務は妨げられることなく継続できたという。

 ロス報道官は「この出来事に関する事実の調査を続け、適切なチャンネルを通じて中国政府に対しわれわれの懸念を伝達する」と述べた。(c)AFP