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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

北朝鮮に自制を求める中国 (sputniknews)

2016年02月06日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
北朝鮮に自制を求める中国
sputniknews 2016年02月04日 20:38

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が人工衛星を搭載したロケットを打ち上げようとしている。世界はこれに深刻な憂慮を抱いている。

 北朝鮮は国際電気通信連合、国際民間航空機関ならびに国際海事機関に対し、ロケット発射計画について通知を行った。ロケットは国産のもので、人工衛星は地球観測用。打ち上げは8日から25日までに行われる、とのことだった。
 米国務省のジョン・カービー報道官も指摘する通り、国連安保理は北朝鮮の弾道ミサイル開発を禁じており、発射が行われれば、安保理決議への違反となる。

 日本と韓国も北朝鮮への批判を強めている。中国人民大学国際関係学院副院長のジン・ツァンジュン氏は次のように述べている。

「東アジア情勢は緊迫化するかもしれない。米国と日本、そして韓国は、一方的な軍事行動をとる可能性も否定していない」


 2日、ロケット発射予告が公表されるとほぼ同時に、「中国のウー・ダウェイ朝鮮問題担当特使がピョンヤン入りした」との情報が流れた。識者らはこの点に注意を喚起する。韓国の聯合通信によれば、ウー特使の任務は北朝鮮にロケット発射を思いとどまらせ、六者協議再開の必要性を認めさせることにあった。

 先週モスクワで露朝協議が実施され、北朝鮮からはパク・ミョングク外務次官が参加した。その一方では、チェ・ソンヒ北朝鮮外務省米国担当副局長が、北京を訪問している。ロシア科学アカデミー東洋学研究所のアレクサンドル・ヴォロンツォフ氏はこうした動きに注意を喚起した上で、次のように述べている。

 「おそらく北朝鮮は、ロシア政府に対し、人工衛星およびロケットの打ち上げ計画を、内々に伝えたのだろう。
 ところで中国のウー特使がピョンヤンを訪問したのは、交渉プロセスを活性化させる試みであった。
 とりわけ、朝鮮半島非核化を目指す六者協議の再開をうながす試みだった。北朝鮮は1月6日に核実験を行ったが、これに対し中国とロシアは、はっきりと、断固として、『北朝鮮の核およびミサイル問題を解決するには、交渉を行うしかない』と言明した。

 朝鮮半島危機の関係者全員が自制すべきであるとの見方で、ロシアと中国はほぼ一致している。北朝鮮も韓国も米国も日本も、状況を悪化させるような行動は慎み、六者協議の早期再開に向けた努力をとらねばならない」

習近平主席がオバマ大統領と電話会談 中国は朝鮮半島非核化を堅持 (人民日報)

2016年02月06日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
習近平主席がオバマ大統領と電話会談 中国は朝鮮半島非核化を堅持
「人民網日本語版」2016年2月6日


 中国の習近平国家主席は5日、米国のオバマ大統領と電話会談し、新春の挨拶を交わした。人民日報が伝えた。

 習主席は「過去1年間にわたる双方の共同の努力によって、中米関係は重要な進展を得た。現在の情勢下、中米両国は協力を必要としており、協力できる分野は多い。中国は米国と共に各分野での実務協力を深め、国際的・地域的・グローバルな問題に関する意思疎通と協調を強め、引き続き中米関係を健全かつ安定的に発展させていくことを望んでいる」と述べた。

 オバマ大統領は「米中関係が新たな進展を得ることを望む。双方は引き続き手を携えて努力し、協力を深め、両国と国際社会の平和・安全・繁栄を共に促進していく。米国は、朝鮮による核実験およびミサイル発射通告に、高い関心を寄せている。国際社会が協調を強め、国連安全保障理事会の措置を推進し、この局面に効果的に対応していくことを望む。米国はこの問題について、中国との協力を強めていきたい」と述べた。

 これに対し習主席は「現在、朝鮮半島の情勢は複雑かつ敏感だ。中国は朝鮮半島非核化の目標を堅持し、対話と協議による問題解決を主張する。半島の平和と安定を守ることは各国の根本的利益に合致する。中国は国連安保理の関連決議と国際的な核不拡散体制を守ることに賛成する。この問題について、米国を含む関連各国と意思疎通と協調を保っていきたい」と強調した。(編集SN)

北朝鮮ミサイル発射は挑発行為、米中首脳が電話会談 (ロイター)

2016年02月06日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
北朝鮮ミサイル発射は挑発行為、米中首脳が電話会談
ロイター  2016年 02月 6日 09:13 JST

[ワシントン 5日 ロイター]

  米国のオバマ大統領は5日、中国の習近平国家主席と電話会談を行い、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射実験を行えば、挑発的で地域の安定を損なう行為になるとの考えで一致した。

ホワイトハウスは声明で「両首脳は、北朝鮮の挑発的な行動に対し、国連安保理決議を含む断固とした国際的な対応が重要であるとの考えを強調した」とした。

両首脳はまた、北朝鮮が前月実施した核実験への対応を共に調整することで合意。同国の核保有は認めないとの立場で一致した。

韓中首脳が電話会談 北朝鮮の核・ミサイル問題など協議  (聯合ニュース)

2016年02月06日 | 第二次朝鮮戦争と韓国の内政問題
韓中首脳が電話会談 北朝鮮の核・ミサイル問題など協議
聯合ニュース 2016/02/06 01:58

【ソウル聯合ニュース】

韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は5日夜、中国の習近平国家主席と電話会談し、北朝鮮の4回目の核実験や事実上の長距離ミサイルの発射予告などについて意見交換した。韓国青瓦台(大統領府)が明らかにした。

両氏が電話会談を行うのは先月6日の北朝鮮の核実験以降初めて。会談は中国の要請を受け、同日午後9時ごろから約45分間行われた。北朝鮮が核実験を行った後、韓中首脳が電話会談を行うのも初めて。

 朴大統領は「北の挑発は朝鮮半島、北東アジアに脅威を与える行為で、今回だけは北を変化させることができる強力で実効的な決議を国連安保理が採択するなど、国際社会の断固たるメッセージが速やかに実行されなければならない」として、中国側の積極的な役割を要請した。

 中国外務省の発表によると、習主席は「朝鮮半島には核があっても、戦争や混乱が起こってもならない」との立場を表明した。

 また、終始一貫して対話と交渉という正確な方向を関連当局が堅持することを希望すると強調。中国はいかなる状況でも朝鮮半島の非核化実現、平和・安定守護、対話交渉を通じた問題解決に向け努力するとし、中国の「3大原則」に言及した。 

 中国外務省は両国首脳間の電話会談内容を約500字にまとめて発表したが、習主席の発言に「北朝鮮」という言葉は一回も言及されなかった。