安倍首相会見要旨 ~来年の参院選で憲法改正を訴えるか~
(時事通信 2015/09/24-20:56)
自民党総裁再選を受けた安倍晋三首相の記者会見の要旨は次の通り。
アベノミクスにより、もはやデフレではないという状態まできた。デフレ脱却はもう目の前だ。本日からアベノミクスは第2ステージに移る。目指すは「1億総活躍社会」だ。少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する。その国家としての意思を明確にしたい。そのため、新しい「三本の矢」を放つ。
(1)希望を生み出す強い経済
(2)夢をつむぐ子育て支援
(3)安心につながる社会保障-。希望と夢と安心のための「新三本の矢」だ。
アベノミクスによる成長のエンジンをさらに吹かす。これからも経済最優先、経済政策が第1の矢だ。国内総生産(GDP)600兆円の達成を明確な目標として掲げたい。
子育て支援のターゲットは「希望出生率」1.8の実現だ。今は1.4程度に落ち込んでいる出生率を、1.8まで回復し、家族を持つことの素晴らしさが実感として広がっていけば少子化の流れに終止符を打つことができる。
安心につながる社会保障の構築では、介護離職ゼロという明確な旗を掲げたい。仕事と介護が両立できる社会づくりを本格的にスタートさせる。構造的課題の少子高齢化の問題に私は真正面から挑戦したい。
人事について留意している点は。
大きな骨格は維持をしながら、女性にも活躍していただきたい。老壮青、男性、女性、バランスの取れた体制を整えていきたい。具体的な人事は今の段階ではまったく白紙だ。
消費税増税を予定通り実施する考えに変わりはないか。
予定通り実施することは今まで累次申し上げている。その考え方に変わりない。
-増税時の負担軽減策について首相はリーダーシップを発揮するか。
昨年の税制改正大綱では、消費税の軽減税率制度について、早急に具体的な検討を進めるとされた。この大綱に沿って議論を進める必要がある。(自民、公明)両党間でしっかりと議論を進めてほしい。
来年の参院選で憲法改正を訴えるか。
現行憲法の基本的な考え方を維持することは当然の前提とし、必要な改正は行うべきだ。(自民党の)改正案に対して、支持が広がるよう努力を重ねる。当然、次の選挙でも公約として掲げることになる。民主党の中にも憲法改正すべきだという方々がいる。勇気を持って議論に参加してほしい。
(時事通信 2015/09/24-20:56)
自民党総裁再選を受けた安倍晋三首相の記者会見の要旨は次の通り。
アベノミクスにより、もはやデフレではないという状態まできた。デフレ脱却はもう目の前だ。本日からアベノミクスは第2ステージに移る。目指すは「1億総活躍社会」だ。少子高齢化に歯止めをかけ、50年後も人口1億人を維持する。その国家としての意思を明確にしたい。そのため、新しい「三本の矢」を放つ。
(1)希望を生み出す強い経済
(2)夢をつむぐ子育て支援
(3)安心につながる社会保障-。希望と夢と安心のための「新三本の矢」だ。
アベノミクスによる成長のエンジンをさらに吹かす。これからも経済最優先、経済政策が第1の矢だ。国内総生産(GDP)600兆円の達成を明確な目標として掲げたい。
子育て支援のターゲットは「希望出生率」1.8の実現だ。今は1.4程度に落ち込んでいる出生率を、1.8まで回復し、家族を持つことの素晴らしさが実感として広がっていけば少子化の流れに終止符を打つことができる。
安心につながる社会保障の構築では、介護離職ゼロという明確な旗を掲げたい。仕事と介護が両立できる社会づくりを本格的にスタートさせる。構造的課題の少子高齢化の問題に私は真正面から挑戦したい。
人事について留意している点は。
大きな骨格は維持をしながら、女性にも活躍していただきたい。老壮青、男性、女性、バランスの取れた体制を整えていきたい。具体的な人事は今の段階ではまったく白紙だ。
消費税増税を予定通り実施する考えに変わりはないか。
予定通り実施することは今まで累次申し上げている。その考え方に変わりない。
-増税時の負担軽減策について首相はリーダーシップを発揮するか。
昨年の税制改正大綱では、消費税の軽減税率制度について、早急に具体的な検討を進めるとされた。この大綱に沿って議論を進める必要がある。(自民、公明)両党間でしっかりと議論を進めてほしい。
来年の参院選で憲法改正を訴えるか。
現行憲法の基本的な考え方を維持することは当然の前提とし、必要な改正は行うべきだ。(自民党の)改正案に対して、支持が広がるよう努力を重ねる。当然、次の選挙でも公約として掲げることになる。民主党の中にも憲法改正すべきだという方々がいる。勇気を持って議論に参加してほしい。