アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

中国海警局の巡視船 初確認 (NHK NEWSWEB)

2013年07月24日 | 安全保障と東シナ海紛争
中国海警局の巡視船 初確認 (抜粋記事)
NHK NEWSWEB 7月24日 14時2分

 尖閣諸島沖で確認されたのは、中国海警局に所属する海警2101、海警2166、海警2350、海警2506の4隻です。
船の側面には、「中国海警」という漢字と、沿岸警備を意味する「ChinaCoastGuard」という英語が記されているほか、従来見られた青い線のほかに、赤い線が1本加えられています。

第11管区海上保安本部によりますと、4隻は24日午前11時ごろ、尖閣諸島の久場島の北北西で、日本の接続水域に相次いで入ったのが確認されました。
「海警」は、中国政府が警察に当たる公安省や農業省などに分散していた海上での公権力執行の機能を統合して設けた「中国海警局」に所属する巡視船で、尖閣諸島周辺で確認されたのは初めてです。

一方、尖閣諸島沖の接続水域で航行を続けていた中国の海洋監視船「海監」は、3隻とも午前11時前に接続水域から出たということです。
海監」などこれまで官庁ごとに異なっていた船の名前は、今後「海警」に統一されるということで、こうした措置は、尖閣諸島周辺などでの活動をさらに強化するねらいがあるとみられています。海上保安本部は、海警4隻に対し、領海に近づかないよう警告と監視を続けています。

今年上半期の赤字額は過去最大 対米と対中の輸出金額が逆転 (ロイター)

2013年07月24日 | 日本経済とイノベーション
今年上半期の赤字額は過去最大、対米と対中の輸出金額が逆転 (抜粋記事)
ロイター 2013年 07月 24日 09:34 JST


[東京 24日 ロイター] 財務省が24日に発表した2013年上半期の貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は4兆8438億円の赤字となった。赤字額は過去最大だった。

対中輸出は5兆8379億円で4期連続で減少した。一方、対米輸出は6兆2206億円で、対米と対中の輸出金額が逆転した。

また、6月の貿易収支(原数値)は1808億円の赤字となった。赤字は12カ月連続。輸出は円安効果や海外経済の持ち直しで増加したが、燃料輸入の高止まりで、貿易赤字基調が続いている。

輸出は前年比7.4%増の6兆0614億円で、4カ月連続で増加した。
自動車(11.7%増)、有機化合物(53.4%増)などが増加した一方、船舶(46.9%減)は減少した。

輸入は同11.8%増の6兆2422億円、8カ月連続で増加した。増加品目は、液化天然ガス(15.0%増)、半導体等電子部品(44.8%増)、原粗油(5.3%増)などだった。

米国向け輸出は前年比14.6%増で6カ月連続増、中国向け輸出は同4.8%増で3カ月連続増だった。一方、欧州連合(EU)向け輸出は前年比8.6%増となり、21カ月ぶりに増加した

 以下省略

日本、TPP交渉に正式参加 知財など主導権狙う (日本経済新聞)

2013年07月24日 | 日本経済とイノベーション
 通商交渉の専門官100人がTPPの交渉詳細書を現地で熟読しているようです。TPPって参加してもその内容が公表できない国家機密扱いで相変わらずブラックボックのようです。

日本、TPP交渉に正式参加 知財など主導権狙う
日本経済新聞 2013/7/23 21:13 記事保存

【コタキナバル(マレーシア東部)=鈴木大祐】日本政府は23日午後、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に正式参加した。日米両国を軸とする巨大な貿易圏作りが動き出し、アジア太平洋を巡る経済や安全保障の枠組みに大きな影響を与える。参加国は詰めの交渉を急ぐが、当初は年末を目指していた妥結は越年の公算が大きくなっている。出遅れた日本にも巻き返しの余地があり、知的財産の保護や投資の分野で主導権の確保を目指す。

 日本政府の交渉参加は参加国の手続きが遅れた影響で当初予定の正午(現地時間)から午後2時30分前後(同)にずれこんだ。コタキナバルでの交渉は25日まで。日本は交渉の全容を把握できずにいたが、今後は全ての情報を取得できる。数千ページとされる交渉文書の内容を分析し、今後の戦略につなげる。

 TPPに先行参加する11カ国の国内総生産(GDP)の合計は世界全体の3割強。世界第3の経済大国である日本の参加により、これが4割弱に膨らむ。日本の参加でアジア太平洋をまたぐ巨大な広域経済圏ができる。日米両国が連携を深めることで、アジアでの中国の台頭をけん制することも見込める。

 日本のTPP参加は世界の他の通商交渉にも影響を及ぼす。中国は日米が主導するTPPを警戒し、並行して進む東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉加速に力を入れる。南シナ海の島しょの領有権を巡って対立する東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係改善にも踏み出した。
 停滞していた欧州連合(EU)と日本の経済連携協定(EPA)交渉が動き出したのも、世界の通商交渉が日米主導で進むことへの警戒感が背景にある。



安倍首相、シンガポールで経済演説 25日からASEAN歴訪 (時事通信)

2013年07月24日 | ASEAN諸国ニュース
安倍首相、シンガポールで経済演説 25日からASEAN歴訪
時事通信 2013/07/23-20:10)

 安倍晋三首相は25日から、東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係強化の一環として、マレーシア、シンガポール、フィリピン3カ国を歴訪する。首相のASEAN諸国訪問は就任後3回目で、シンガポールでは経済政策に関する講演を行い、自らの経済政策「アベノミクス」の取り組みを説明するとともに、ASEANとの連携を呼び掛ける見通し。
 首相は25日に政府専用機で日本を出発し、同日午後にはマレーシアのナジブ首相と会談。経済分野での協力について協議し、鉄道や上下水道などのインフラ輸出につなげたい考え。26日午前にはシンガポールでリー・シェンロン首相と会談。同日午後には、同国を訪問中のバイデン米副大統領とも会う。
 27日はフィリピンのアキノ大統領と会談。政府開発援助(ODA)を活用した巡視船の供与を通じた海上警備能力の強化などについて意見交換し、同日夜に帰国する予定だ。