アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

インドネシア発の煙霧 外交関係にも影響 (じゃかるた新聞)

2013年06月25日 | ASEAN諸国ニュース
シンガポールで史上最悪に インドネシア発の煙霧 外交関係にも影響 
抜粋記事 (じゃかるた新聞 2013年06月22日)(道下健弘)


 インドネシアでの野焼きを原因とする煙霧で、シンガポールの大気汚染を示す指数が連日、観測史上最悪記録を更新し、市民生活に大きな支障をきたしている。同国やマレーシア首脳は原因になっているプランテーション会社に関する情報の開示を求めたり、支援を申し出たりしているが、インドネシア側はいずれも拒否。煙霧は毎年のように発生しているが、今年は被害の拡大にともない、近隣2国との関係にも影を落としている。
 
 シンガポールは1997年以降、大気汚染指数(PSI)を計測。PSI201~300を「非常に不健康」、300以上を「危険」としているが、21日午前11時には400を記録した。地元英字紙ストレーツ・タイムズが3時間ごとのPSIをホームページ上に掲載するなど、市民の間でも危機感が高まっている。

 リー・シェン・ロン首相は20日、可能な限り屋内で過ごすよう国民に呼び掛けるとともに、ユドヨノ大統領へ書簡を送り「深刻な懸念」を伝達。インドネシアの一部当局者が、シンガポールやマレーシアなど自国外の企業が違法な野焼きに関与していると指摘していることについて、根拠を開示するよう改めて求めた。

支援申し出るも拒否

 一方のインドネシア側は反発している。英字紙ジャカルタ・グローブによると、アグン・ラクソノ公共福祉担当調整相は同日、「シンガポールは子どものように振る舞うべきではない」と発言。シンガポールメディアがこれを大きく報道すると、シンガポール国際問題研究所のサイモン・テイ会長もブルームバーグTVに「多くの不満と怒りが国内に満ちている」と応酬を展開した。
 リー首相は同日、「必要なことは厳しい言葉のやりとりよりも実際に行動することだ」と強調し、原因企業を明確にするためシンガポール側の衛星データを提供することを提案。マレーシア側も消防士派遣を申し出たが、 インドネシア林業省のハディ・ダルヤント事務次官は「十分な資金と資材があり、直ちに外国の支援が必要だとは思っていない」としてはねつけた。



スノーデン事件 勝利者は中国に似たり (The Voice of Russia)

2013年06月25日 | 南北アメリカのニュース
スノーデン事件 勝利者は中国に似たり (抜粋記事)
ヴァシーリー カシン The Voice of Russia 24.06.2013, 14:02

 前文省略
スノーデン氏がマスコミに暴露した情報一つ一つは、かなり「時期を得た」ものであった。例えば、英米諜報機関が2009年のG20ロンドンサミットで盗聴を行っていたという情報が出されたのは、G8サミットの初日と重なっている。
 これを偶然として片付けてしまうことはできない。スノーデン氏が新たな情報を出すタイミングは、国際政治の出来事を考慮したものであり、特に中米関係を中心としている。これが、高等教育を受けていないシステム・アドミニストレーターによる単なる独断とはいえないだろう。

これは中国諜報機関の勝利であり、冷戦終結後初めて、米国諜報機関が大敗北を喫した事件のように思える。 ウィキリークスの問題にせよ、今回のスノーデン事件にせよ、米国が機密情報とその情報源を守るのに深刻な問題を抱えていることが分かるのだ。
近い将来、スノーデン氏はおそらく、中国の友好諸国を渡り歩き、新たな暴露を続けていくことだろう。米国にとっては新たな頭痛の種であるが、中国にとってはサイバー攻撃や人権侵害、インターネット検閲などの問題における新しい切り札となるのである。


日米韓、1日に外相会談 北朝鮮へ非核化要求 (共同通信)

2013年06月25日 | 東アジアニュース
日米韓、1日に外相会談 北朝鮮へ非核化要求
共同通信47news 2013/06/24 21:31】

 日本、米国、韓国は24日、北朝鮮の核・ミサイル問題への対応について話し合う3カ国外相会談を7月1日にブルネイで実施する方針を固めた。6月末から同国で開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会合の場を利用する。核開発を進める北朝鮮に対し、非核化への具体的行動をそろって呼びかける。

 日米韓外相会談を開くのは昨年9月以来で、安倍政権発足後、初めて。歴史認識をめぐる日本の閣僚の言動や飯島勲内閣官房参与の電撃訪朝で生じた3カ国間の足並みの乱れを解消し、結束を確認できるかが焦点だ。


元CIA職員所在で情報混乱 米がロに引き渡し要求 (共同通信)

2013年06月25日 | 南北アメリカのニュース
元CIA職員所在で情報混乱 米がロに引き渡し要求
共同通信47news 2013/06/24 22:07】

 【モスクワ共同】スパイ活動取締法違反などの容疑で米当局に訴追され、反米左派政権下の南米エクアドルに亡命申請した米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者(30)が24日午後にモスクワからキューバに向かう便を予約したが、実際には搭乗していないことが24日、分かった。スノーデン元職員の姿は23日のモスクワ到着後、確認されておらず、所在をめぐり情報が混乱している。

 米国家安全保障会議(NSC)のヘイデン報道官は24日、元職員の米国への引き渡しに向け「あらゆる可能な選択肢」を探るようロシアに求めた。