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アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

中国国家主席のアフリカ歴訪 新たな「帝国主義」に懸念高まる(ロイター)

2013年03月25日 | 中東・アフリカのニュース
焦点 中国国家主席のアフリカ歴訪
新たな「帝国主義」に懸念高まる(抜粋記事)
ロイター 2013年 03月 25日 13:11 JST
記者 Fumbuka Ng'wanakilala 、George Obulutsa 
 執筆協力 Ben Blanchard in Beijing 
 執筆 Richard Lough;
 翻訳 川上健一;編集 山川薫)


[ダルエスサラーム(タンザニア) 25日 ロイター]

 前文省略
 
BRICS首脳会議にも出席
 ナイジェリア中銀のラミド・サヌシ総裁は今月、英フィナンシャル・タイムズ紙に寄稿し、中国とアフリカの貿易不均衡は本質的に「植民地主義」だとし、新たな形の帝国主義にアフリカ大陸がさらされることに警戒感を示した。
中国はこうした見方を嫌う。
 
 中国の鐘建華・アフリカ事務特別代表(特使)は「西側諸国の遺産は、アフリカは西側諸国に感謝すべきだとの感情であり、自身が西側ほど良くないことをアフリカは認識すべきとの考えだ」と指摘。「それは容認できない」と述べた。

 習主席は24日、タンザニアの商業都市ダルエスサラームに到着。既に同国のキクウェテ大統領との間で、10数件の貿易契約などに調印した。同地では演説も行う予定だ。
契約には、港湾や工業団地の共同開発のほか、通信インフラ向けの優遇条件付き融資やタンザニア政府向け無利子借款が含まれている。融資やプロジェクト規模の詳細は明らかにされていない。

習主席は26─27日に南アフリカを訪問し、BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)首脳会議に出席。その後はコンゴ共和国も訪れる。
中国は昨年、コンゴから54億トンの原油を輸入。全体の2%にすぎないが、将来的に拡大する可能性もあるとみられている。


中国国家主席のアフリカ歴訪 (ロイター)

2013年03月25日 | 中東・アフリカのニュース
焦点 中国国家主席のアフリカ歴訪
新たな「帝国主義」に懸念高まる(抜粋記事)
ロイター 2013年 03月 25日 13:11 JST
記者 Fumbuka Ng'wanakilala 、George Obulutsa 
 執筆協力 Ben Blanchard in Beijing 
 執筆 Richard Lough;
 翻訳 川上健一;編集 山川薫)


[ダルエスサラーム(タンザニア) 25日 ロイター] 中国の習近平国家主席は、就任後初の外遊の一環としてアフリカ歴訪を開始した。アフリカ大陸は世界第2位の経済大国となった中国にとって、資源獲得の面で重要性が増しているほか、有望な市場として期待が高まっている。

 ただ、中国とアフリカの経済関係が深化する一方、アフリカ諸国の間では、資源が中国に奪い取られ、中国から輸入される最終製品への依存度が高まっていることに懸念も広がっている。

 アフリカでは一般的に、西側諸国の影響力とのバランスを取る存在として中国が認識されているが、関係の成熟化につれて、政策当局者やエコノミストからはもっとつり合いの取れた貿易関係を求める声が出始めている。

 ケニアのシンクタンク「インター・リージョナル・エコノミック・ネットワーク」の代表者、ジェームス・シクワティ氏は、習主席アフリカ歴訪の目的について、中国のアフリカ進出は単に資源だけが目的だという懸念を和らげることにあると指摘する。

 欧米とは異なり、人権問題などでとやかく言ってこない中国による支援はアフリカで歓迎されているものの、中国の思惑をめぐる懸念は日増しに強くなっている。

 ダルエスサラームの大学生、Lisa Mgayaさんは「中国は多くの開発支援を寄せてくれているが、何かしらの見返りを欲しているのは間違いない」と指摘。「中国には警戒するべき」と語る。


 以下省略

習主席とタンザニア大統領が会談 全面協力の関係構築を (共同通信)

2013年03月25日 | 中東・アフリカのニュース
習主席とタンザニア大統領が会談 全面協力の関係構築を
共同通信47news 2013/03/25 09:01】

 【ダーバン共同】タンザニアを訪問中の中国の習近平国家主席は24日、最大都市ダルエスサラームでキクウェテ大統領と会談し、全面的な協力パートナー関係を構築、発展させていくことで一致した。国営通信、新華社が報じた。

 習氏は国家主席就任後、初めての外国歴訪中。ロシア訪問を終え、24日にタンザニア入りした。26日からは南アフリカ・ダーバンで開かれる新興5カ国首脳会議に参加する。

 習氏は首脳会談で、故毛沢東主席が主導して建設したタンザン鉄道を挙げ「中国とタンザニアの友好のシンボルだ」と指摘。領土問題などの「核心的利益」では中国の立場を支持するよう要請した。


中国、ロシア戦闘機24機を購入 新世代潜水艦も (共同通信)

2013年03月25日 | ロシアのニュース
中国、ロシア戦闘機24機を購入 新世代潜水艦も
共同通信47news 2013/03/25 13:35】
 
【北京共同】中国国営中央テレビは25日、中国が習近平国家主席のロシア訪問を前に、ロシアから新世代潜水艦「ラーダ級」4隻や最新鋭戦闘機スホイ35を24機購入する合意文書に署名したと伝えた。

 習氏は22日から24日までロシアを公式訪問し、両国軍の連携を深めることでも一致。武器の購入は、アジア太平洋地域で軍事的な影響力を強める米国や、沖縄県・尖閣諸島をめぐり対立する日本をけん制する狙いがあるとみられる。

 中央テレビによると、ラーダ級は優れた静音性が特徴。4隻のうち2隻をロシアで建造し、残り2隻は中国で組み立てるという。


ロシア、中国に天然ガスを供給 (ウオール・ストリート・ジャーナル)

2013年03月25日 | ロシアのニュース
ロシア、中国に天然ガスを供給 原油輸出も倍増 (抜粋記事)
ウオール・ストリート・ジャーナル2013年 3月 23日 09:30 JST
By JAMES MARSON

 前文省略

 契約調印式を終えて、記者の質問に応じた最高経営責任者(CEO)のアレクセイ・ミラーしによると、今回の契約条件では、年間380億立方メートル分の天然ガス供給が2018年に開始され、最終的に600億立方メートルまで増える可能性がある。これまでロシア天然ガスの最大の消費国であるドイツは昨年330億立方メートル分を輸入している。

 中露両国は長年にわたり交渉を続けていたが、価格で折り合いがつかずにいた。ただ、ガスプロムの最大の稼ぎ先である欧州市場への販売価格が下がっていることから、両国の価格面での歩み寄りが出来つつあるようだ。ガスプロムは今後2、3カ月のうちに価格での最終合意に到達したいとしている。ミラーCEOは、ガスプロムが価格の割引をするため、中国が代金を前払いする可能性もあると述べた。

 欧州が規制圧力を強めるなかで、ガスプロムは長い間アジア諸国へのガス供給を増やすと欧州を牽制していた。実際、欧州連合(EU)が昨年秋にガスプロムの独占禁止法違反での調査を開始した後は、アジアへの輸出を増やす計画を加速させていた。

 一方、ロシア国営のロスネフチは同日、中国への原油輸出を倍増し1年で3100万トンとする契約に署名した。ロスネフチは21日、国内3位の同業TNK-BPの買収を完了し世界最大の原油生産会社となったが、中国に対してはこれまで09年に結んだ契約で年1500万トンを供給していた。期間25年の新契約では、ロスネフチが中国の国営開発銀行から20億ドル(約1890億円)の融資を受けることも含まれている。