金時草を食べる

ツマです。

オット母から金時草が送られてきました。
金沢に出かけたときに天ぷらで食べたことはありますが、
自分で料理するのは初めてです。



金時草（きんじそう）は、葉の裏側が鮮やかな金時色をしていることから名前の付いた野菜です。
以前、天ぷらで食べたときは
えー、正直、味がよく分からなかったのですが、
「茹でると粘りが出る」と聞き、つるむらさきと似ていると思いこんだ野菜。

ちょうどつるむらさきを買っていたので、食べ比べたところ
全く違いました…
匂いの方向性がまったく違います。
つるむらさきの青臭さとはまったく違う、三つ葉とか香味野菜的な青臭さでした。

青黒い茹で汁にレモン汁を垂らすと、ほらこの通り。

　

ピンクになります。
…だからどうした。
ええと、きっとウスベニアオイ（マロウ）のハーブティーにレモンを垂らすと色が変わるのと一緒で、
この葉裏の紫色はアントシアニンなんでしょう。

まずは酢の物で。



私の盛りつけはともかく、味はウマ～☆
この香りは、ちょっとクセになります。
で、オットに葉っぱ１枚食べてもらったところ、
「酸っぱくて、緑の味がして、予想以上にネバネバしている」とダメな様子。
…まあ、酢の物だしね。でも麦とろ定食は食べるくせに。

で、レシピ検索をし、オット母にお礼の電話と共にさりげなく相談をし、
次に作ったのはベーコン炒め。



ベーコンの燻製の匂いと、金時草の香りとで箸が進む上、
茹でずに炒めるため粘りも少ないです。
で、オットに食べてもらったところ
「茎がなぁ。口の中が予想以上にネバネバするよ。」とあまり箸が進まぬ様子。
葉はともかく、茎がシチャシチャしないよう（←歯触り、舌触りなどを含め、
口の中で悪い感触を感じないよう、という意味です、たぶん）短く小口切りにしたつもりなんだがね…

そんなわけで大部分を私が美味しく頂きました。
酢の物で食べる方が好きです。以上、金沢野菜に関する考察でした。