☆ 今 日 の 幸 せ ☆

♪~生きていることに感謝、あなたに出会えたことに感謝、そして・・・明日が見えないことに感謝~♪

どんな状態でも、親は、親。

2008-02-09 | 今日の幸せ
母親を、見舞いながら、別に ボケてるわけでもないし、普通の言葉遣いをすればいいと頭では分かっているのに、つい、「ユックリと、諭すような」言葉遣いになってしまって、今回、帰宅してから少し反省してます。

___昨日の日本語指導より___

「せる、させる」の使い方を教えるのに、外国の生徒さんにいろんな例文を作って貰いました。

その中の1つ。

生徒A:息子は、私に おもちゃを 買わせました。

私:ねぇ、Aさん、どんな状況で、おもちゃを買ったのですか? 

生徒A:いつも、おもちゃコーナーで、ほしそうに、見てたから、

私:じゃ、息子さんが、買ってくれと、しつこく頼んだわけじゃないんですね。その時は、「私は、息子に おもちゃを買ってあげました」が、正しい日本語です。

息子さんと、○○さんのどちらが力関係が上か、考えてみましょう。
Aさんが、息子さんが泣き叫んだり、あまりにもしつこく頼むので、精神的に負けてしまったなら、Aさんの例文は、わかりますけど。

「せる、させる」は、使役、強要、意思、認容、許可 それから、原因があって、「泣かせる、怒らせる、喜ばせる」などいろいろありますが、影響を動作をする人に与える方が強いのが一般的だと考えてください。

などと、教えたのだが、

では、

「私は、母に 油っこい ものは、食べさせません。」
というのは、どうですか? との質問が、Bさんからでた。

私:私、と 母、 どちらが上ですか?

生徒B: 母です。

私: でも、おかあさんが高齢で、病気で、Bさんが 面倒みてる場合は?

生徒B:それでも母が、偉いです。
_____

この言葉に、反省です。

「それでも母が、偉いです。」

今度、お見舞いにいったら、この言葉を 噛み締めながら、話をしてくるね。

Bさん、ありがとう。


どこまでが延命治療?

2008-02-05 | 今日の幸せ
今回の母親の件で、延命治療にたいして、「どこまでが?」と考えさせられている。

:元気なうちに、「延命治療は、しないでくれ」と書き残しておかなくてはね。

:でも、自分がその立場になったら、気が変わる人がいるそうだよ。



今では、風邪で食欲がなく、2、3日食べないと、点滴すれば元気になるよ、と、あたりまえのように、点滴で、ブドウ糖を身体にいれる治療が行われる。 これは、また、元の体調にもどるのが前提。

じゃ、歳をとって、水を飲み込む事もできなくなり、食欲がなく、衰弱していく者にたいする、様々な、点滴治療も、同じように考えていいの?



毎日のように血液検査をし、枕元には、脈拍、血圧、血液内酸素量、呼吸数、etc,が数値となって画面にあらわれるようになってる。

血液検査と、それらの数値をながめながら、点滴にいれる薬の量を加減する。


さらに追い打ちをかけるように、医者が聞くのである。

:人工心臓を使いますか?

:そこまでしなくていいですよ。 それに本人の意識がハッキリしてるのだから、判断は、本人に聞いてくださいよ。



すこし、朦朧とした状態で、ベッドの上で、アチコチと寝返りを打つので、点滴の管が、すぐにからまる。 すると、看護婦が聞く。

:あの~~、少し大人しくなる薬を使っていいですか?

:う~~~ん、できれば使ってほしくないな、、、
(ずっと、傍について、付き添ってあげれば問題はないんですよね。でも、生きてる者は、まず自分の生活が破綻しない程度にしか、面倒はみてあげられない)



さて、身内はどう考えればいいの?

医療技術を駆使すれば、延命はできる、とわかっている。
自然の寿命に逆らって、これでもか、と針をさしまくる。

それでも、

:ありがとう、 ごくろうさま。

と、繰り返す母親は、元看護婦。


:また、一ヶ月したら来るからね。 それまでに少しでも、自分で食べられるようになっていてね !

:待ってるよ。


おいしいお菓子をつくって振る舞って喜んでいる人。 
グルメにうるさい人。
ワインの味に蘊蓄を傾ける人。
旅行の思い出を楽しく話す人。
カルチャーで、才能を見せ、腕をふるう人。


このところ、メッキリそんなことに興味がなくなってきた。

お茶が飲める、御飯が食べられる、歩ける、おしゃべりができる。  充分以上の幸せです。

人生の終わり方/食べられなくなったら、、、

2008-02-04 | 今日の幸せ
参考記事:
篤姫館&西郷隆盛終焉の地

ひさしぶりに、かつての親しかった友人と、出かけたついでに会った。

:ねぇ、水を飲むこともできないで、点滴の袋を一杯ぶら下げられていながらも、意識がハッキリしてきた母親が、

「もういい、死んでくれればいいのに、このオンボロめ!」

って、叫んでたよ。 自分の身体が、思うように動いてくれないのは、意識がハッキリしてるほど、「ツライ」みたい。

:本で読んだんだけど、ある部族では、ネタキリっていうのが、ないんですって。

:ということは、治療しないのね。

:動けなくなると、枕元に食べ物だけおいておくんだって。

:で、自分で食べられるものだけが、生き残るわけ?

:そうなの、それで、食欲がなくなって、食べなくなると、そのまま死んじゃうわけ。

:医療行為をどこまで受けるかの判断がますます難しくなってるよね。

:薬でコントロールされて、いいわけないよね。


共同体の中での、シキタリに従って生きるのが、大事な世界がある。

でも、選択の自由を認めることも、これからは、ますます大事になってきそう。

死の人称/バカの壁&死の壁

2008-02-04 | ・・・シリーズ、
かなり売れたらしい、養老孟司の本2冊。

穢れの記述については、??? の部分もあったが、なかなか面白い、視点で、壁の向こうにあって、みえにくいものを解説していた。

情報が変わるのではない、変わるのは、人の身体のほうである。

人の死を人称で、分けると、

1、私の死、これは、死んだら本人の意識はないので、じっさいには経験できない。
2、自分と親しいあなたの死、これが一般に一番、悲しみや強い影響を及ぼす。
3、そして、三人称の死。「本日の交通事故死、○○県、3名」、「テロに巻き込まれて、23名死」
  
最近であれば、死には、至らなくても、「冷凍餃子で、重体6名、」みたいなこと?

インターネットの憲法学/松井 茂記

2008-01-28 | ・・・シリーズ、
ネットワーク関係の本を立て続けに読んでいる。

時々,波のように、読書傾向が揺れ動く。

これまでの法律を、どの程度、このネットの世界に適用できるか。

デジタルとか、情報とか、これまでは考えられなかった形のものを相手にする場合これまでの法律は当てはまらない部分がでてくる。

かなりの労作であるが、もうちょっと分かりやすくコンパクトにまとめられなかったものかしら?

最初は、真面目に読み進めていたのだが、途中から、飛ばし読みになってしまった。

「レクサスとオリーブの木」でも、そうだが、居ながらにして、wwwに接続して、Google earth などという、信じられないソフトも使えて、情報だけは、飛び交う現代。

でも、相変わらず戦争はなくならない。

ケニアの暴動騒ぎを見ていて、ネットって、平和に何か役にたつのかしら? ITを使いこなせる国は、それを、自国の利益に利用しようとして、操作するのでは、などと、未来を想像するのである。


mandarine(satsuma)

2008-01-27 | 今日の幸せ
温州ミカンは、英語ではsatsuma という、

こんな記事を書いてるblogがあったので、

「え! mandarin じゃなかったっけ?」

と思い検索してみました。

思うような記事がなかったので、mandarine にしてみました。

どうやら、ドイツ語ではmandarine のようです。()して、satsumas (中性、複数?)とあるので、ドイツでも、satsumaを使うようですね。

ついでにYou Tube で、あらいぐまがsatsumaを食べてる動画を発見。キャワイイーーー!
いつ削除されるかわからないけど、リンクさせておきます。


Racoon Molly eating tangerine


tangerine はタンジールのみかん
mandarine は北京語、または、そこで作られるみかん、

微妙に違うのかしら?

でも、You Tube にうつってるのは、たしかに、「table orange」 だと思うけど。


鹿児島は、昔から、温州みかんの産地ですものね。

それにしても、この動画アップした人、
英語では、tangerine
ドイツ語ではMandarine(ドイツ語の名詞は、すべて大文字で始める)
と使い分けてるな、、、








主婦になりきれない女/橘 由子

2008-01-27 | ・・・シリーズ、
上昇志向、中流家庭、戦後、60年代アメリカ映画の中流家庭のような生活へのあこがれ。


当時は、まだ四年制大学をでることがエリートのような時代のころ、大学を卒業し、翻訳,作家という、知的とおもわれる仕事をし、年収一千万円以上の男性と結婚し、子供を二人持ち、理想としていた家庭像に合った生活をしていた主人公。

ところがどうも、彼女は、餌を貰って「家族の世話をする」生活が性に合ってなかったようだ。

義理の両親と一緒の二世帯住宅を作る計画が出たときに、ついに耐えきれなくなり鬱状態になる。

世間常識からみると、離婚の原因になるものはない。
生活の心配はない、旦那は優しい、義理の両親も親切。 

幸せ、幸せ !  ← 何処に不満があるの? という内なる声

離婚すると、収入ボーダーライン以下の生活が、口をあけて待ってる。
(4年生大学をでている、少し翻訳の仕事がある、くらいでは、たいした収入にはならない)

迷って迷って、それでも、離婚届けを出してしまった彼女。

今は、子供を1人引き取って、食材の配達で、年収300万円前後で、「自立した」生活をしてるそうだ。

でも、いくつか、本を書いてそこそこ売れてるようだから、印税が入るかな?

彼女の生き様が、そのまま本になってる。

いまや、大学院をでても、正職員の道を見つけられるのは、半数ほどだそうだ。
(男性でもそうならば、女性はいわんやおや)

1つの人生の選択肢を提案してくれる本。


___
1人の男性と延々と続く結婚生活という枠の中の性生活
それにウンザリしても、不倫は、倫理観がゆるさない。

そこで、教育ママになる。

もしくは、ボランティアや、もっと不運な人達への、カウンセリングという上等な仕事にのめり込む。

(というようなことを、彼女が書いてるんですよ)

世話をやかれる快感

2008-01-27 | 記憶に残したい言葉
世話をやかれる快感

(主婦になりきれない女/橘 由子,より)

この本、2回目だけど、共感する部分がたくさん。

だれでも、自分の生きて来た、選択した人生の道を肯定しながら生きていくのが、いいと思うのだけど。

男性が、給料を奥さんに渡して、惜しいとおもうことはないのか、しかも、「あなたの稼ぎが少ない」というようなことを暗に言われても、我慢できる家庭があるようなのが、昔から不思議だったけど、それは、「世話をやかれる快感」と相殺されるものかしら?

かくて、餌を貰って「ワン」のような生活を、愛情というわけのわからないものを強調することで、「これぞ、女の幸福」と教え込む。

自分探し?
そんなの、しばらく続けると、空しくなる。

中流家庭?
本、映画、旅行、カルチャーで気晴らしをする「小さな地獄」

仕事で、他の人に、補助的な仕事で手伝って貰う快感を味わってる最近の「今日の幸せ」

「世話をやかれる快感」、一度味わったら、病みつきになりそうです。(^_^;


草思社

2008-01-27 | 今日の幸せ
草思社、民事再生法の適用申請=「間違いだらけのクルマ選び」など出版
(時事通信) - goo ニュース


草思社?  どこかで、最近この出版社の本を読んだような、、、

そっか、先週読んだ「レクサスとオリーブの木」(トーマス・フリードマン)を出した出版社だ。

どことなく、アメリカの正義を強調するようなイメージをもった本だったけど、一度レクサスが走り始めると、オリーブの木を大事にして生活してる人達も、いずれは、なぎ倒されてしまうのではと、思った本だ。

で、ここで出版してる本、なんと、かなり読んでるではないか。

「ワタシ好み」の本を出してる出版社だったのね。

でも、ほとんどが図書館のお世話になってるし、売り上げには、貢献してない。(^_^;


民事再生法で、立て直して出版は続けるそうだけど、目を使って紙媒体で、情報を得ることって、ますます少なくなりそう。
これって、どこか、脳の一部分が退化するような気がするけど。

脳に埋め込まなくても、電気的に信号を送って、必要な情報をそのうち直接、脳にインプットさせる装置が出来ないとも限らない。

ネット検索で情報を得るだけでも、かつてBritanica 百科事典のお世話になっていたころと較べれば、信じられないような進歩だけど。

亡くなった子供の歳を数える

2008-01-26 | 今日の幸せ
昨日の話:


あれから、3年目。

亡くなった子の、誕生日がまたやってきた。

決して歳をとらない仏壇の横の写真。

それなのに、誕生日を祝うのは、おかしいね。

いちごまつりで、あなたの好きだったイチゴのショートケーキ、やっぱり買って来て仏壇に供えてしまった。

たとえ、あなたは、もうそこにいないとしても、、、




それから、数時間後、娘がやっぱりケーキを買ってきた。
少しだけ、涙を流したら、また元気に毎日過ごしていきます。



気持ちを共有できる人間が、この世にいることの「今日の幸せ」