**Hikari no taba **

もの作り*夢づくり

最近買った本。

2005-03-19 | ナチュラルライフ
朝のある神戸のラジオ番組の中で、その週ごとに一つのテーマが特集で組まれる。
これが結構面白い。狼の習性から学ぶべき事だとか、エコの事とか、自然ネタが組まれることが多く、人間のエゴによって壊されていったものなどを考えさせられる事が多い。

或る日のテーマはハーブ。

ヨーロッパではハーブが日常的に取り入れられているが、
その中でもドイツはエコの進んだ国で学ぶべきことも多い。

あるドイツの自然療法家がインドの医術家に、薬草について教えてもらえるかどうかを尋ねた時、彼女は「まず人間が大地の上をどのように歩くかを学びなさい。」と言われ断られた。
それから何年か経ってからやっとどういう意味で彼がそう答えたのか、理解できるようになったそうだ。

どのように大地を歩くか、人間とどのような関係にあり、どんな恩恵を受けているのかを観察するうち、人間は奪うばかりで与える事を考えず、そのことによって大地の調和と健やかさを破壊し、私たち自身も調和からこぼれ落ち、自然の治癒力から切り離されるということに私達人間が気づいていないのではないかと気づく。

そんなエピソードを聞くうち、この本を読んでみたくなってつい買ってしまった。
ヨーロッパの神話なども織り交ぜられたその本は、
それでいて栽培方法から人やペットなどへの効能や使い方、料理レシピまで載っている実用本。
とても、著者のやさしさが伝わるお気に入りの本になった。


大地の薬―ヨーロッパの薬用植物の神話、医療用途、料理レシピ

あむすく

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