各漫画雑誌にはおのおのの「カラー」があると言われるが、この命題が真であるというのは疑わしい。漫画雑誌の「カラー」というのものが「その漫画雑誌に掲載されているすべての漫画に共通する項」であるならば、「カラー」が成立しているという状況は次の2種類を想定することができる。
(a) 創刊時にあったとされるカラーが変化していない場合
この場合、その漫画雑誌は時勢などの影響をまったく受けず、したがって創刊時の特徴から変化しないのでなければならないが、そのような漫画雑誌がこれまであっただろうか?
(b) 創刊時からカラーが1回以上変化している場合
これが成立するには、その漫画雑誌の古い作品が一斉に終了し、その次の号から新しい作品が一斉に開始されねばならない。なぜならば、古い作品が1つでも残っていてなお1つのカラーで統一されている場合、新しい作品は古い作品と同一のカラーを有していることになり、したがってカラーが創刊時から変化したとは言えないためである。
(a) 創刊時にあったとされるカラーが変化していない場合
この場合、その漫画雑誌は時勢などの影響をまったく受けず、したがって創刊時の特徴から変化しないのでなければならないが、そのような漫画雑誌がこれまであっただろうか?
(b) 創刊時からカラーが1回以上変化している場合
これが成立するには、その漫画雑誌の古い作品が一斉に終了し、その次の号から新しい作品が一斉に開始されねばならない。なぜならば、古い作品が1つでも残っていてなお1つのカラーで統一されている場合、新しい作品は古い作品と同一のカラーを有していることになり、したがってカラーが創刊時から変化したとは言えないためである。