バンザイ

本(絵本も)を中心に、息子たちとのくらしをつれづれなるままに。ウレシカッタコト、ハッケンを。

『Run!Run!Run!』桂望実著

2007-01-11 20:07:50 | 読書
今年に入って3冊目です。

うーん!実によかった!満足です。

『Run!Run!Run!』桂望実著

RUN!RUN!RUN!

文藝春秋

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この本を知るきっかけになったのは、
昨年末に、朝日新聞での
あさのあつこさんが中高生向き(?)に
オススメの書籍を紹介しているコーナーでです。

すっかり、私が読んでみたくなり、
図書館で予約していたのが回ってきました。

新聞でも白黒でしたが、
ランニングシューズのくたびれ具合の表紙が
かなり魅力的でした。

実際に手にしてみて、青系の表紙にさらに
期待が増したのでした。

そう、今私は、スポーツ青春小説にはまっています。
(まだ、『風が強く吹いている』を読んでいないけど(>_<))

最近、「走る」をテーマにした小説が多いですね。


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内容(「MARC」データベースより)
目標はオリンピックの金メダル。箱根駅伝は通過点。
仲間なんか必要ないはずだった…。
アスリートとして最高の資質を持つ主人公が知った事実とは?
箱根駅伝に懸ける仲間と走るうちに、閉じかけていた世界が開いていく。

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生まれながらの天才もやっぱり努力の賜物ゆえに力が発揮されるものなのだ、
と、感じる。

アスリートってすごい。

そして、自分の存在意義、
自分の意志ではないところで、自分の大元を操ったと
したら。

そして、優の孤独さ、強さ、いろいろなものをみたけど、

人間、最後は一人というけれど、
やっぱり仲間の存在は大きい。
そう、改めて、大げさではあるが、人間、生命の偉大さに気づく。

そういう多くのものがそこに表現されていたなぁ。

そして、走る喜びをやっぱり感じれた優は良かった。


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<お気に入りスポーツ青春小説>

一瞬の風になれ』佐藤多佳子(陸上)
『イレギュラー』三羽省吾(野球)

<これから読むぞ!スポーツ小説>

『風が強く吹いている』三浦しをん(駅伝)
『ダイブ!』森絵都(飛び込み<水泳>)
『バッテリー』あさのあつこ(野球)