保護猫と暮らす隠居爺の“自然農法”野菜作りとスキーの日記

5~11月は自然農法による自給用野菜作りと冬に備えた体力作り、12~4月はスキーに明け暮れ、保護猫活動は1年中無休です。

ミラのユーザー車検・・・②まずは腐食穴を何とかしなければ

2018年03月23日 | クルマに関するアレコレ

今回見つけた左リアコイルスプリング取付部直前の塗膜の浮きを
思い切って全部取り除いたらぽっかり開いた穴です。

これが24ヵ月分解整備記録簿「外回り点検」の唯一の項目
"フレーム、ボディの緩み、損傷"に抵触し
きちんと直すには鉄板を溶接してもらうしかないのです。

この溶接作業、錆を落として
生きている鉄板をむき出しにしなければならず
また隣接する個所が飛び散る火花や高熱で損傷するのを防ぐため
それなりに多くの部品を外すことが必要で、一般的に5万円を
下回ることがないことは先日ディーラーでも聞いていますし
私の業歴で得た知識と合致しています。

今回、サスペンションとリアアクスルを下げないと作業できず
奥には燃料タンクもありますので多分これも引火を恐れて下ろすことになり
最低でも7~8万円の請求が上がることは間違いないでしょう。

ちなみに、2台前に乗っていたプレオも
右側のほぼ同じ個所に穴が開き、もう少し小さかったのですが
その時のディーラー修理見積もりは下の通りで金額は約72000円でした。

結局このプレオは、ロアアーム&タイロッドエンド等も要交換のため
車検代見積もり総額がなんと239000円にもなり、車検継続を諦めて
次のライフ(1万円で入手)への代替えに至りました。

このミラも、多分持っても後2年と踏んで、高額な負担を掛けずに
何とか車検を通そうとするわけで、その報いとして溶接をしないために
若干損なわれるであろう安全性に目をつむるのですから
「自分で100%の責任を負う」ことになります。

もっともユーザー車検はこれが大原則です  

それが出来ない人は、相応の対価を払って
「実施した整備個所のみの責任」をその工場に負ってもらうことになります。

ただし間違ってイケナイのは、全ての責任を
その工場に負わせることは所詮、あり得ないということです。

例えば車検に関して保証証を発行する工場でも、責任を負うのは
そこが決めた「ある期限内」に「実施した整備個所のみの不具合」
に限られるのですから、例えばエアコンやダイナモ、スターター等
初めから車検に関係ない、つまり分解整備記録簿に項目がない個所は
点検や修理を特に依頼しなければ基本的に何もしません。

ただあちこち点検し「危険だから」と整備個所を増やすことは
売り上げのための経営努力という側面もあります。

ほんの一例でしょうが、拭いたら簡単に取れるステンレスベルト表面の錆や
家族が半月前に交換したことを聞いていなかった奥さんが
エンジンオイルが黒く汚れているからと交換を奨められて
相談されたことがあります。

さて、自らの責任を前提にするにしても、溶接しないでこの穴を
どうやって埋めて検査官の目をすり抜けるか。

ちなみに車検証に書かれているミラの車両重量は800㎏
そのうちの300㎏が後軸荷重なので大まかな話、この左側にかかる荷重は
半分の150㎏程度、1年に1回あるかないかの4人フル乗車時でも190㎏です。

それをこのサスペンション形状の場合
コイルスプリングが負担することになりますので問題は取付部です。

私が知る限り、ボディは普通0.6mmですがフレームは1.3㎜の鉄板になっている上
幸いにも腐食はなく、縦方向の強度を増すプレス溝も生きていますので
例え走行中にフルバンプに近い大きな撃が加わったとしても
この程度の穴で安全が揺るがされることはないという、独断的かつ感覚的な
思考に基づいて、ただ埋めるだけで車検取得を目指すことにしたものです。

腐食の進行を少しは遅らせる効果も見込めるでしょうし・・・。

私の使用環境で一番注意するのは、固く凍り付いた洗濯板上の
凹凸を含めて、雪で覆われて路面状態が見えなくなる積雪路です。

マンホールの蓋の上は氷が融けるので、除雪されなかった凍結路に
10㎝近い段差が出来ていることはよくあります。

それにしても、穴埋めの方法を考えるに当たって不明なことは
車検ラインで腐食を隠した個所を検査官に見つかる可能性がどの程度あるかです。

これまでの経験からしたら、リフトアップした車体下部に検査官が入り
ネジ部の緩みを発見するためのハンマーによる打音検査以外で
下回りをバッチリ見られることはない気がするのです。

もし目視されたとしても、叩かれさえしなければ
音で鉄板が溶接されていないことがバレることはありません。

ただし一部ネットの記事では
「検査員はプロですので、車種ごとに腐食しやすい個所を把握しており、下側から
ハンマーで車体を叩いて腐食をチェックし、
パテや塗装で穴を埋めるという
表面上だけの補修では車検をパスできないと考えてよい」とも・・・。

こうなるともうお手上げですが、例えフレームであるにしろ
個人ユーザー本人が見ている前で、もろにネジ部以外の薄い鉄板の
愛車のボディをハンマーで叩くことなどあり得ない(と信じて
この穴をdo-it-youeselfレベルで埋めて車検に臨んでみます。

(続く)  

コメント
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