保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

1年後の生存率は50%!

2010年07月06日 | 障害犬ぺぺとの楽しかった日々


 
犬の免疫介在性溶血性貧血とは…

【症状】
疲れやすい、息が荒いなどの他に多飲、多尿など
元気がなくなる、疲れやすい、運動をしたがらない、すぐに息切れをするなどの
貧血の一般的な症状に他に多飲・多尿、食欲の低下や嘔吐、黄疸や呼吸が
浅く速い、脈が速いなどの症状も見られます。
マルチーズ、プードル、コッカー・スパニエル、シーズー
アイリッシュ・セッターなどの犬種に多く見られ
特にメスに多い傾向があります。

【原因】
体内に侵入するウイルスや細菌などの外敵を攻撃する免疫システムが
自分の赤血球を攻撃し、破壊してしまうことによって発症します。
一般的にはウイルスや細菌の感染、抗生剤やワクチンといった
さまざまな薬剤が要因と考えられていますが未だ不明確です。
これを裏付けるように、ぺぺは発症以降の3年間
狂犬病ワクチン等を免除されています。

【治療】
赤血球を破壊する免疫システムを抑えるために
ステロイド(副腎皮質ホルモン)剤などの免疫抑制剤を投与します。
(それでも治らない場合は抗ガン剤を投与)。
症状が重い場合は輸血して延命を図りますが
「免疫」によって、輸血された血液が破壊され肝臓や腎臓に
悪影響を与えるため危険性も大きくなります。
一般的に治療後の生存率は8割以上といわれていますが
早期発見、早期治療によって軽い症状のうちに治療するのが最善です。

【予防】
予防は難しく、早期発見・早期治療が重要
この病気は原因が不明確なこともあり、予防は困難です。
しかし、放置しておくと2~3週間で死亡することもあるので
早期発見・早期治療が重要です。

この病気になった犬の1年後の生存率は50%と言われています。
それほど再発・慢性→急変が怖い病気なのです。


(毎日1回、3種類の薬を飲んでいます)

4、5日前から薬を吐くようになってしまい
昨日A先生にご相談、食事との与え方を工夫したら
うまく飲んでくれました。

目力はしっかりして来ていますが
「体のメカニズムの誤作動だから…」と言葉を濁し
絶対安静を繰り返す先生には内緒で
一昨日から大好きな散歩を再開したのは私の独断で
もしかしたら訪れるかもしれないぺぺとの別れを考えた上で
普段通りの日常生活で好きなことをさせていてあげたいと思うからです。

「原因不明」で「生存率50%」かつ「再発」ですから
簡単に言えば“どうなるか分からない”と言われているようなもので
もちろん投薬治療は続けながらも
後は本人の“生きたい気持ち”に賭けることにしましょう。

明日で15歳のぺぺの目が
「頑張るけど後はパパに任せるゎ」と言っていますから…。

 

コメント
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