主婦ゲーマーのゲーム日記

世間に隠したオタク心を爆発させています。時折まじめに読書など。

本日の読書

2014-03-23 12:14:33 | 読書
恩田 陸著『雪月花黙示録』
『夜の底は柔らかな幻』の時も思ったけれど、初期の作風に戻ってきている?

大和文化を信奉する「ミヤコ民」と物質文明に傾倒する「帝国主義者」に二分された近未来の日本。美青年剣士の紫風が生徒会長を務めるミヤコに謎の飛行物体が飛来した。それは第三の勢力「伝道者」の宣戦布告だった!

というのが密林さんでの内容紹介ですが、主人公は紫風の1つ年下の従妹の蘇芳ですね。
あと従姉の萌黄も合わせて、剣の一族春日家の3人があれやこれやというお話し。
現在蘇芳達の春日家と対立する及川家の長男の蘇芳の婚約者?な道博が引っかき回し役。
内容的にはジュブナイル小説でしょうね。
漫画化出来そうな雰囲気。(袴姿の女子高生の剣豪ってそそるよね)
最後が微妙なので、物足りない感がいっぱいでした。
でも、世界観が良い感じなので、もっとお話しを広げて貰ったら嬉しいかな。


夢枕獏著『大江戸恐龍伝 第四巻 第五巻』
今度は2冊とも借りてきて、一気に読めるようにしましたよ。
だけどなあ。
いよいよニルヤカナヤに着いてからが微妙で、江戸に帰ってからもなんか微妙で、一気には読めませんでした。
ニルヤカナヤでは慌ただしすぎたのがいけないのだろうなあ。
最終である5巻では、あとがきが掲載。
この小説『キングコング』をベースに書いていらっしゃったそうです。
それを先に言ってくれ!そこは趣味じゃないんだ!!!


柳広司著『楽園の蝶』
内容(「BOOK」データベースより)
脚本家志望の若者・朝比奈英一は、制約だらけの日本から海を渡り、満州映画協会の扉を叩く。だが提出するメロドラマはすべて、ドイツ帰りの若き女性監督・桐谷サカエから「この満洲では使い物にならない」とボツの繰り返し。彼女の指示で現地スタッフの陳雲と二人で、探偵映画の脚本を練り始めるのだが…。

戦時中の満州を舞台にしたミステリー。
出だしは今ひとつで、お、面白くなってきたか?と思ったら、そうでもなくて・・・。
柳さんは私的には当たり外れがある作家さんなのですよね。
ミステリー要素より、この時代の悲哀・狂気を感じさせる要素が濃いので、その辺りが私には、今ひとつと思わせるのでしょうね。
あまり考え込むような小説を読むような気分でもなかったし。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする