森 博嗣著『もえない―Incombustibles』
あまり親しくしていたわけでもないクラスメイトが、主人公の名前を彫った金属片と手紙を遺して死んだ。
なんとなく気に掛かり始め、理由を探し出す主人公。
そして、その金属片は幼い頃の自分の記憶と結びつく…。
高校生が主人公のミステリーな為か、著者の他のシリーズ物のミステリーとは雰囲気が異なります。
どちらかといえば、「スカイクロラ」に雰囲気が近い感じを受けました。
そして、今回も表紙が良いのです。
坂木 司著『先生と僕』
極度の恐がりの為、ミステリーなんて読めないのに、大学で最初に出来た友達との付き合いで「推理小説研究会」に入ってしまった二葉。
ミステリーの本を手に公園のベンチに座り込んでいると「バイトをしない?」と中学生の男の子から誘われる。
その少年・隼人は親に塾か家庭教師かを選ばされている最中。
そこで、自分で家庭教師を見つけ出し、秘密の契約(家庭教師のふりさえしてくれればいい)を結ぼうとしていたのだ。
そんな訳で隼人の家庭教師を引き受けるハメになった二葉ですが、実は隼人はミステリー大好き少年であったのです。
そして、また実際の謎に首を突っ込んでいく行動派の少年でもありました。
そんな二人の「事件簿」と言ったところです。
この作品は、日常の謎系で殺人事件はないので、恐がりさんにも大丈夫です。
しかも、恐くないミステリーの紹介も毎話あります。
ではゲームタイムに突入です!