倉知 淳『日曜の夜は出たくない』
前回に引き続き、こちらも猫丸さんのシリーズです。
この作品ではアルバイトしていません。
通りすがりや会話中、昔話の謎を鮮やかに解いてみせてくれます。
フリーライターが寄生虫博物館をルポ中に殺人事件に出くわす、「寄生虫館の殺人」にはかなり笑わせていただきました。
ライターが書く文章が、いかにもでね～。
現実に猫丸さんのような人にいきなり話しかけられたら、正直引いちゃいますが、小説で読む分には非常に楽しいです。
犯人やトリックを考えずに読む私には、ラスト２話「誰にも解析できないであろうメッセージ」「蛇足―あるいは真夜中の電話」で驚きの展開となりました。
謎解きしながら読む方はこの謎に気付くのかな？
北村薫『ニッポン硬貨の謎－エラリー・クイーン最後の事件－』
こちらも読んでいたのだけど、うまく感想を述べられない。
色々あって、じっくり落ち着いて読めなかったというのが原因なのですが。
クイーンに精通していたらより楽しめただろうなぁ。
