日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

2015年初春の沖縄を(4) そして辺野古を!

2015-03-22 23:24:20 | 沖縄考

住んでいる海老名市でも椿が花を開き、桜も樹によるとは言えちらほら咲き始めた。となるとこの一文のタイトル「初春」が似つかわしくなくなる。でもこれだけは書いておきたい。辺野古問題である。

閑散としている辺野古漁港の一部、米軍基地との境界にコンクリートの基礎を海に張り出し、鉄網による塀の上に有刺鉄線を張った辺野古の基地をみる。島々が点在している美しい海辺だ。その丘陵地は木々が茂っていて何も見えないが、その鉄網には基地化を批判するポスターが貼られている。

3月17日(火)のTV朝日の「報道ステーション」で、親しい建築家真喜志好一さんが米軍資料などを検索しながら辺野古基地問題について述べた。この地を普天間に変わる軍用機空港だけではなく、強襲揚陸艦ボノム・リシャールの基地とするのではないかとの疑念である。
国会では野党から疑念が述べられたが政権は否定する。しかし報道がなされていなかったその北の先東村高江の山地に海兵隊のへリパットが設置されていて、オスプレイの訓練が頻繁になされているという映像も放映された。

6年ほど前になるが、東村の交付金によって新築された大きな役場を見たあと、先祖から伝えられてきた共同墓などを文化人類学の渡邊教授や学生たちと見て歩き、この地の複雑な様相を見てとりながら一泊したことを思い出した。

このTVを見ながらこの2月、辺野古の米軍施設の入り口のある街道を根路銘さんの運転で走り、コトバが出なくなった様相を想い興す。その時の写真を一葉掲載する。
訪沖からほぼ一月経った。南国沖縄の人の大らかなではあるがこの地を慈しむ深い怒りを受け止め、僕は日本の行く末を懸念する。


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