日々・from an architect

歩き、撮り、読み、創り、聴き、飲み、食い、語り合い、考えたことを書き留めてみます。

小田急線に一言物申す

2009-07-27 10:52:43 | 日々・音楽・BOOK

仕事場は新宿、海老名市に住まいがある。乗車駅名はなぜか厚木。小田急線とのお付き合いは36年になった。何度か書いたが、毎日判で押したように同じ電車のほぼ同じ車両に乗る。顔なじみもいて、この人の仕事は何かと好奇心がおきたりするがもちろん口はきかない。お互いチラッと見交わすだけで挨拶をしたこともない。ダイヤが変わってもまあ僕とおんなじ(同じ時間帯の座れる)電車に乗りかえる人が多い。
隣の厚木市本厚木駅始発のこの準急に、朝は70分間も乗る。座れるのだ。半分読書、半分は睡眠、つまり電車は読書室と貴重な寝室になるのだ。眠れないと寝不足になる。

臆面もなく鼾をかく奴がいてうるさいとか、こいつの横に座ると眠って必ず寄りかかってくる、それも右に倒れるので左なら座っていいやとか僕の観察力は鋭い。例のお化粧女がいるとこちらが気恥ずかしくなるので向かい側に座らないようにする。
次の海老名駅から乗る外国人がいて、必ずノートPCを開く。ちらりと覗き込むとKeyボードで打ち出す文字は英語だ。ときにはイヤホーンをつけてアメフトの中継に見入ったりしている。Keyボードを操作するときに肘を出っ張らすので窮屈だ。それに切れ目なく空咳をするので気になって眠れず、隣に座られるとがっくり来る。
あるとき彼の携帯がなった。なんと日本語でしかも流暢なべらんめい調で喋り始めたのには驚いた。

小田急線なしでは僕の生活が成り立たない。複々線工事がなされていて混雑が少し緩和された。毎日のことだから大変ありがたい。高架になって上からの視点で視るわが町に唖然としたりする。かつて車の窓から見たどこかの`まち`のようだ。デジャビュエ、既視感に襲われる。愛すべき小田急線だ。

その我が小田急線に一言物申したい。
深夜の12時、相模大野駅のホームを走らされる。そしてぎゅうぎゅう詰めの満員電車に押し込まれる。ラッシュアワーならあきらめる。しかし真夜中に!毎晩のこと、正常な有様とは思えない。
小田急のいいところは、途中の相模大野まで急行で、その先終点の本厚木までそのまま各駅停車になって急行の止まらない僕の駅「厚木駅」で降りることができる電車のあることだ。
それなのに11時過ぎ、新宿から急行相模大野行き(終点本厚木)に乗ると、相模大野始発の各停本厚木行きに乗り換えさせられる奴(電車)があるのだ。
何故ぎゅうぎゅう詰めになるのか。10両編成から6両編成に乗り換えさせられるからだ。何故走る?乗り替えそこなわないように短くなった4両分の長さを走るのだ。
僕は本気で怒っている。
何故そのまま本厚木まで行くようにダイヤ編成をしないのだろう?
ついでに・・

謝りすぎ。電車が遅れると、止まる駅止まる駅で車内放送で言い訳をしながら慇懃に謝る。謝らないと怒る輩がいるのだろうが、しつこいとイヤになる。ラッシュ時に遅れるのは僕たちは(いや僕は、かな?)慣れっ子になっているのに・・
ついでにもう一つ。
終点、朝の到着した新宿駅で。「ご苦労様、どうかお気をつけてお出かけ下さい」と言うアナウンス。余計なお世話だとなぜか無性に腹が立つのだ。


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2 コメント

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首都圏での10年間 (moro)
2009-08-06 12:25:37
 2年生に編入した学生時代3年間を除くと、7年間はゼネコンの現場監督として電車通勤していましたが、現場が変わる度に、新しい路線を使いました。最初は、朝どんな時間帯に乗ると楽なのかを探るのですが、結局いつも始発で通っていました。
 建築士試験の問題集を読んだり、津本陽は何冊読んだことか。懐かしいです。
始発の車内の独特の空気を感じる! (penkou)
2009-08-10 15:27:42
morosan
始発で通ったというのが、体育会系morosanの仕事への取り組みが伺われてすごいと思います。なんだかぼやいている僕のスタンスが、ちょっとな情けなく思えたりしてしまいます(苦笑)

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