あしもと地図と、壁パネルと(八景島) 2008-04-10 22:06:28 | ペンギン ・ 八景島シーパラの、ペンギン大水槽前にある南極周辺地図。 ペンギンの生息地が非常に綺麗に床にプリントしてあります。 この手のモノは各地の水族館にありますが、私が知る限りでは日本一綺麗でわかりやすい地図だと思います(^^)。 八景島に行った際には是非ご覧あれ☆。 :・ こちらは壁パネルで展示してあるペンギン全18種。 八景島といえばコガタペンギンがいるところですが、この図によると「フェアリー」と「ハネジロ」に弁別する立場をとっているようです。 ちなみに管理人も「フェアリー」と「ハネジロ」に分ける学説に賛成です。 実際は限りなく亜種に近いと言ってもよいのですが。。。 « ムシキングペンギン | トップ | 「ふれあいラグーン」に行っ... »
3 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 ハネジロペンギンはフェアリーペンギンよりも若干... (とり) 2008-04-10 22:20:41 ハネジロペンギンはフェアリーペンギンよりも若干小さいみたいですね(私はハネジロペンギンを見たことがないので、本などを参考に調べました)。本物を1度は見に行きたいです~。 とりさん、こんばんは(^^)! (ペンギン事務所・管理人) 2008-04-13 01:25:03 とりさん、こんばんは(^^)!コガタとハネジロ、私もあいまいなところがありますので、ちょっと調べてみることにしますね!(今日の更新に間に合うかな?) >コガタとハネジロの大きさ (ペンギン事務所・管理人) 2008-04-13 22:58:40 >コガタとハネジロの大きさお待たせしました。手元にある資料で調べてみました。まずやはり、①ハネジロをコガタの亜種と位置づける説と、②コガタとハネジロを別種とする説 があるようです。 必然的に①の立場に立つとペンギンは全18種、②は17種以下となります。 ①(別種説)(1) 上田一生、『ペンギン図鑑』pp.38-39:「コガタペンギンよりも、全体的にやや大きい」42cm、1kg(2) 藤原幸一、『ペンギンガイドブック』pp.138-139:「リトル(=コガタ)よりも10-20%大きい」40-45cm、1.2-1.3kg(3) 中村庸夫、『ペンギン全種に会いに行く』pp.50-51:「コガタと体長はほぼ同じだが、体重は10%以上重い」40-45cm、1.3-1.4kg(4) Wikipedia、(『ペンギン図鑑』の説明とほぼ同じ。)available at http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%B3 ②(コガタの亜種説):コガタの解説頁を参照(1) 青柳昌宏、『ペンギンたちの不思議な生活』p.39:「生態はコガタペンギンと大きな違いがない」40-45cm、1kg(2) いとう良一、『やっぱりペンギンは飛んでいる!!』pp.80-81:「亜種…ハネジロペンギン」約40cm、1kg※ 大きさはすべて「体長」 資料の限りでは、別種説をとる立場ではすべての資料で「ハネジロはコガタよりも重い(大きい)」としているようです。また、別種説の解説では一様に、「ハネジロをコガタの亜種とする学説もある」ことに言及しています。一方、コガタの亜種説では両資料のコガタの解説に、「ハネジロを別種とする説もある」旨を記載しています。 よって結論としては、「ハネジロとコガタを別種と考える場合は、ハネジロの方が大きいと考えるのが一般的」であるようです。 なおコガタの亜種説をとる資料では、(1)が「コガタとハネジロの相違は外観のみ」であると言及しています。亜種説は、両種に大きな相違がないからこそ、その立場に立っていると考えられるため、外観以外の「重さ」は主要な考慮に入っていないのではないか、という仮説も成り立つのではないかと思います。 >本物を一度見たい同感です!ハネジロは日本にいない(はず)のため、NZのしかもバンクス半島又はモントゥナウ島(並びに北カンタベリー海岸)にペンギンツアー(← やってるのか!?)に行かないと見られません。でも、スネアーズペンギンよりは会いに行きやすいと思われます(爆)。葛西とか八景島とか長崎のコガタにハネジロが混じってたりは…、しませんよね(^^;;;。。もしハネジロがいたらペンギンフリークの間では大スクープなのですが。。。 今回のコメントは、ペンギン事務所史上最長でした。お読みいただいた方はありがとうございました。また、コメント掲載に当たっては、とり さんの快諾をいただき、資料を踏まえた見解をまとめさせていただきましたm(_ _)m。(私自身の勉強にもなりました。とりさんにもお礼申し上げます。) 規約違反等の連絡 コメントを投稿 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
コガタとハネジロ、私もあいまいなところがありますので、ちょっと調べてみることにしますね!
(今日の更新に間に合うかな?)
お待たせしました。手元にある資料で調べてみました。
まずやはり、
①ハネジロをコガタの亜種と位置づける説と、
②コガタとハネジロを別種とする説 があるようです。
必然的に①の立場に立つとペンギンは全18種、②は17種以下となります。
①(別種説)
(1) 上田一生、『ペンギン図鑑』pp.38-39:「コガタペンギンよりも、全体的にやや大きい」42cm、1kg
(2) 藤原幸一、『ペンギンガイドブック』pp.138-139:「リトル(=コガタ)よりも10-20%大きい」40-45cm、1.2-1.3kg
(3) 中村庸夫、『ペンギン全種に会いに行く』pp.50-51:「コガタと体長はほぼ同じだが、体重は10%以上重い」40-45cm、1.3-1.4kg
(4) Wikipedia、(『ペンギン図鑑』の説明とほぼ同じ。)
available at http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%B3
②(コガタの亜種説):コガタの解説頁を参照
(1) 青柳昌宏、『ペンギンたちの不思議な生活』p.39:「生態はコガタペンギンと大きな違いがない」40-45cm、1kg
(2) いとう良一、『やっぱりペンギンは飛んでいる!!』pp.80-81:「亜種…ハネジロペンギン」約40cm、1kg
※ 大きさはすべて「体長」
資料の限りでは、別種説をとる立場ではすべての資料で「ハネジロはコガタよりも重い(大きい)」としているようです。
また、別種説の解説では一様に、「ハネジロをコガタの亜種とする学説もある」ことに言及しています。
一方、コガタの亜種説では両資料のコガタの解説に、「ハネジロを別種とする説もある」旨を記載しています。
よって結論としては、「ハネジロとコガタを別種と考える場合は、ハネジロの方が大きいと考えるのが一般的」であるようです。
なおコガタの亜種説をとる資料では、(1)が「コガタとハネジロの相違は外観のみ」であると言及しています。
亜種説は、両種に大きな相違がないからこそ、その立場に立っていると考えられるため、外観以外の「重さ」は主要な考慮に入っていないのではないか、という仮説も成り立つのではないかと思います。
>本物を一度見たい
同感です!ハネジロは日本にいない(はず)のため、NZのしかもバンクス半島又はモントゥナウ島(並びに北カンタベリー海岸)にペンギンツアー(← やってるのか!?)に行かないと見られません。
でも、スネアーズペンギンよりは会いに行きやすいと思われます(爆)。
葛西とか八景島とか長崎のコガタにハネジロが混じってたりは…、しませんよね(^^;;;。。
もしハネジロがいたらペンギンフリークの間では大スクープなのですが。。。
今回のコメントは、ペンギン事務所史上最長でした。
お読みいただいた方はありがとうございました。
また、コメント掲載に当たっては、とり さんの快諾をいただき、資料を踏まえた見解をまとめさせていただきましたm(_ _)m。
(私自身の勉強にもなりました。とりさんにもお礼申し上げます。)