一期一会 ~万年筆店店主のブログ~

哲学、想いを発信している、Pen and message.店主吉宗史博のブログです。

倉敷紀行

2007-09-08 | 仕事の考え
陶芸家浅野庄司氏の個展に行ってきました。
周りから物好きだと言われながら、在来線を4本乗り継いで倉敷にたどり着きましたが、意外と早く2時間半くらいで行くことができました。
9月と言ってもあまりにも暑く、少しでも涼しいかと思い、倉敷本通商店街を抜けて行くことにしましたが、工芸品などを扱うおもしろそうなお店が多く、1軒1軒見ているとなかなか先に進めそうもありませんでした。
商店街を抜けて、美観地区に入り、大原美術館別館の横を通って倉敷中央画廊を目指しました。
画廊には浅野氏がいつも何も変わらない雰囲気でおられましたが、作陶の孤独で土だけに対峙する長い時間があるからこその僅かな時間。
この場はとても晴れやかな場所であると思いました。
たいそうな感じがしたので、その日倉敷に行くことを浅野氏に言ってなかったので、初日の一番に私が訪れたことに驚かれていました。
簡単に挨拶をし、早速作品を見せていただきました。
一つずつゆっくりと思う存分見ることができましたし、浅野氏の解説を聞くことができました。
こういうふうに完成した作品を目にした時に、窯入れに立ち合わせてもらえたことがとても貴重に感じられましたし、陶芸家の苦労を少しでも感じることができたので、今の私は浅野氏の代弁者の資格を持っていると思っています。
簡単に作ろうと思えば、いくらでも簡単にもっとたくさんの作品を作ることができる方法があるのに、わざわざあんなに大きな登り窯を建てて、たくさんの薪を汗だくになりながら、何日も焚き続けてやっと出来上がるその作品たちに、小さく控えめにつけられた値札。
作家の魂が救われるのは、これらの作品が多くの人たちに認められることだと思いますが、あんなに時間と労力をかけた作品にこの値札で作家の生活は救われるのだろうかと余計なことを考えてしまいました。
しかし、備前の魅力を知ってしまっている私は、画廊でお気に入りの浅野氏作品をいくつか手に入れることができて、とてもいい気分で倉敷を後にしました。
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