
長い間、外が明るいのか暗いのか、雨なのか晴れなのか分からないところで仕事していたので、この店を開いて時間の経過、季節の移ろいを感じて、それがいかに戸惑いや寂しさのようなものが込み上げさせるものだということを知りました。
夕方はやはり誰でも寂しい気分になるだろうし、季節が深まってくるとこれも同じ気持ちになる。
12月になると、この月同様の忙しさもあるけれど、あっという間に日が過ぎていきます。
私も忘年会やら何やらで、普段の月にないような予定がたくさん入って、今年を一気に締めくくろうとしている。
今年もいろんなことがあって、それらを回想するのは大晦日の除夜の鐘を聞きながらになりそうです。
趣味の文具箱vol.24が発売になりました。
万年筆をを中心とした文具雑誌というもので、24号まで続いているのは本当にすごいことだと思い、この本の制作に携わっている編集部の方々の情熱に敬意を表します。
vol.8からコーナーを持たせていただいていて、今回も当店でのお客様とのやり取りについて書かせていただきました。
テーマは採点用万年筆で、学校の先生のテストの採点向けに万年筆のペン先を調整した経験で、多くの方に興味を持って読んでいただけるものだと思っています。
今回は担当ページだけでなく、「ペン、紙、インク 幸せな三角関係」という特集でも2ページ見開きで当店を取り上げていただいています。
他にも「はじめての万年筆」文集や工房楔ペンスタンド「パラーレ」、ベラゴがま口ペンケース「テューボ」など当店にゆかりのある品々も登場しています。
いつも買って欲しいと思っていますが、今回もぜひお買い求めください。
久保さんのイラストも本当にいい雰囲気で文章とピッタリで素晴らしかったです。
また次回も期待しています!
ありがとうございます。当店でのやり取りで、多くの人に知ってもらいたいと思うような話がたくさんあって、それをいつか書いてみたいと思っていました。今書かせていただいていることコーナーはいつも楽しみながら書いています。久保は苦しみながら描いていますが、とても良いイラストを描いてくれています。