一期一会 ~万年筆店店主のブログ~

哲学、想いを発信している、Pen and message.店主吉宗史博のブログです。

本種子島鋏

2010-05-27 | 仕事の考え
本で読んだり、人から聞いたりして、その鋏のことは知っていました。
でも売っている所が近くになく、手にしてみる機会がありませんでした。
先週の水曜日、午後から元町、三宮辺りへ出かけていました。
息子にお土産の芋栗ロールケーキを買うために大丸8Fで行われている鹿児島県物産展へ行き、ロールケーキを買ったついでにブラブラ他の屋台を見ていると、ずっと気になっていた本種子島鋏がありました。
実物を見るのは初めてでしたが、鋼を叩いて伸ばしてひねっただけの刃や握り部分とても良い感じでした。
手に取ってみると重く、動かしてみると左右の刃の密着がとてもよく、滑らかな、でも確実な手応えを持っていました。
職人さんが布切れを切るように渡してくれました。
柔らかい腰のない布がとても気持ちよく切ることができました。
普通に切ることができる鋏は持っていて、それに何の不満も抱いていませんでしたが、種子島鋏は迷わず買ってしまいました。
切れ味はものすごく良く、切れば切るほど切れ味が良くなるという伝説もあります。
でも、本当はもったいなくて使わずに箱に入れたままにしていますが、こういったシンプルで、余計な手がかかっていないものはとても好きです。
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文具に興味などない母が (達哉ん)
2010-05-30 04:27:54
文房具に関してはほとんど興味がなく、コッコイーナの糊も珍しいコーリンのゴールド芯も、カーボンインクなんかの消えにくいインクも、SEED GOLDも全て「ふぅん」で一蹴する私の母が唯一認めたのがハサミです。

私はツビリングのハサミ(pen and messageで売っているものですね)を常用していますが、母が珍しく文房具に言及したものとして「切るものこそは切れ味がよくないといけない」というフレーズがあります。その割にオルファの黒刃に興味がないのは不思議ですが、鋏というのは、文具に興味がない人でも、価格の違いによる性能の違いがわかりやすい好例なのだと思います。

30円のノートと100円のノートを並べたとき、その紙質の違いを言う人はマニアです。100円のシャーペンと10000円のシャーペンを並べたときに、その違いについて語る人もマニアです。でも、100円の鋏とツビリングのハサミや本種子島鋏などの違いなら、誰にでもわかるのではないか、とそう思います。

※ Blogを移転しました。よろしければリンクいただければ幸いです。
鋏の切れ味 (penandmessage.)
2010-05-31 19:07:15
達哉ん様
ありがとうございます。
鋏の切れ味は、快感というか、書き味の良い万年筆に近いものがあるのかもしれません。
意匠もとてもシンプルで、鋼を丸めただけという感じも良いですね。
ブログ、リンクしておきます。がんばってください。

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